出版社内容情報
「老い」と「失敗」には共通点がある。長らく「失敗」を研究してきた「失敗学」の権威が、80歳を超えて直面した現実を見つめながら実践する、「老い」に振り回されない生き方とは。老いへの対処に生かすことができる失敗学の知見を紹介。
内容説明
忌み嫌われているにもかかわらず、誰しも避けては通れない―。老いと失敗は似ている!「老いにも扱い方次第で人々を良い方向に導く面がある」「老いの問題を考える上で、当事者の話を聞くことは不可欠」「コミュニケーション力の低下が様々な問題の大きな原因になっている」など。失敗の専門家が普段から利用している「失敗学」からのヒントを、自らの「老い」を通して解説する。
目次
第1章 「老い」と「失敗」(老いは失敗と似ている;失敗学の視点で老いの問題を見て気付いたこと ほか)
第2章 「悪い老い」に気をつける(老いることで失われるもの、新たに得られるもの;失われることで見えてきた世界 ほか)
第3章 コミュニケーション力がカギになる(自動翻訳機から学んだこと;コミュニケーション力の低下が招く問題 ほか)
第4章 「老い方」は人それぞれ(老いによる問題は人によって異なる;体の衰えから私の身に起こっている様々な問題 ほか)
第5章 終わりから考える(まずくなったときの対処法をあらかじめ考える;「順演算」と「逆演算」 ほか)
著者等紹介
畑村洋太郎[ハタムラヨウタロウ]
1941年東京生まれ。東京大学工学部卒。同大学院修士課程修了。東京大学名誉教授。工学博士。専門は失敗学、創造学、知能化加工学、ナノ・マイクロ加工学。2001年より畑村創造工学研究所を主宰。02年にNPO法人「失敗学会」を、07年に「危険学プロジェクト」を立ち上げる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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