朝日新書<br> シン・男がつらいよ―右肩下がりの時代の男性受難

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朝日新書
シン・男がつらいよ―右肩下がりの時代の男性受難

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  • サイズ 新書判/ページ数 240p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784022952202
  • NDC分類 367
  • Cコード C0295

出版社内容情報

「ガッツ」重視の就活に始まり、妻子の経済的支柱たることを課せられ、育休をとれば、出世ラインを外れれば、同僚らから蔑視される被抑圧性。「男らしさ」のジェンダー規範を具現化できず苦しむ男性が増えている。定年後も続く「男」の呪いから解き放たれ、誰もが生きやすい社会を、詳細ルポを通して考える。

内容説明

男たちは支配「している」のではなく、支配「されている」―。「男らしさ」を求められる就活にはじまり、家庭では妻子を養いながらも軽んじられ、職場では同僚からも蔑視される。就活から定年後まで続く抑圧が、終わる日は来るのだろうか?1500人以上の男性の本音を引き出してきた筆者が、「男」の呪いにがんじがらめになる彼らの姿を描く、衝撃のルポルタージュ。本書に登場するのは、あなた自身であるかもしれない―。

目次

第1章 女性に虐げられる男たち(「女性優遇」が招く男性差別;「活躍」妻の不貞を知らぬフリ;「専業主婦」妻のDV;「女性は被害者」が男を追い詰める)
第2章 男性に蔑まれる男たち(定年後雇用で「奈落の底」;同期に“刺された”フラリーマン;“育メン戦士”の罠;「男」の価値観に翻弄される氷河期世代;“敗者”男性が多数派の時代)
第3章 母親に操られる男たち(“無償の愛”という名の支配;「マザコン」中年の末路;母の亡霊と生きる;母親に依存する男性の苦悩)
第4章 「親」の代償を払わされる男たち(「就活セクシズム」の衝撃;上司の「常識」は社会の「非常識」;「男は仕事、女は家庭」両親は反面教師のはずが…;若年層を蝕む古い価値観)
第5章 誰も支配されない社会に向けて(「男らしさ」の呪い;幸福度の低い日本の男たち;男性間の支配構造;なぜ母親に回帰するのか;世代を超えた負の連鎖;生きづらさが職場に与える悪影響;「男」の呪いを解くには;男性のためのジェンダー平等政策)

著者等紹介

奥田祥子[オクダショウコ]
京都市生まれ。近畿大学教授、ジャーナリスト。博士(政策・メディア)。元読売新聞記者。慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科博士課程単位取得退学。専門は労働・福祉政策、ジェンダー論、医療社会学。2000年代初頭から社会問題として俎上に載りにくい男性の生きづらさを追い、「仮面イクメン」「社会的うつ」「無自覚パワハラ」など斬新な切り口で社会病理に迫る。取材対象者一人ひとりへの20数年に及ぶ継続的インタビューを行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

おいしゃん

20
拙速に女性管理職を増やそうとして失敗しているケースを身近でもよく見かけたが、そういった辛さ以外にも、社会から、親族から求められる「男らしく」という呪縛など、頷ける部分も多々。とにかくいち早く、男性が胸を張って育児関連の休みを取れる社会になって欲しいところ。2023/11/11

金城 雅大(きんじょう まさひろ)

20
本書で提起された問題は、当事者として大いに実感しているところだ。昨年通っていたリワーク(休職した労働者が復職を目指して通う回復プログラム)で男性のメンバーの割合が多かったのも、やはりこの諸問題が表出している現象だろう。(↓続) 2023/08/31

二人娘の父

7
「男らしくあれ」の呪縛から逃れられずに苦悩する男性たちの実態をあらわにする本書。取材の粘り強さなど、なかなか読み応えもあり知見を深めることになった。ただし、「第1章 女性に虐げられる男性」だけはまったく的はずれであり、不要な章である。なぜこの章が冒頭に置かれたのか。それ以降の流れからも、かなり違和感もある。著者の意向なのか、編集からの要望なのか。何れにしても男女分断を煽るだけの不毛な文章であり、本書と著者の価値を著しく低めるものになっている。2023/10/06

yurari

4
男たちも様々な葛藤を抱えているなと。ただ、就活セクシズムの話は、これのどこが昔ながらの強い男なのかよく分からなかった。就活中の男子大学生が、営業で外回りを続ける体力はあるか、仕事をとってくるしぶとさは、同業他社に負けないガッツは、などと企業から聞かれたそうだ。私は女だが、聞かれても特に違和感がない質問ばかり。ただ、男子大学生は「僕にはない、昔ながらの強い男を求めている気がしてとても不快でしたし、自信が失せてしまったというか…」とのこと。単純に社風が合わなかっただけな気がするけど、違うのかな…。2024/04/16

うる

3
フェミニズムについては注目されがちだが、一方で男性側の話があまり挙がっていないため気になり読んでみた。 男性らしさに苦しむ男性など、様々な苦難に遭う男性方のインタビューをもとに男性の苦しさを論じた本。 フェミニズム関連本を読みがちだが、性別に拘わらず様々な性別に関してのものに触れていかなければ一方的な偏った考え方をしてしまう、と自身の視野の狭まりに危機感を憶えた。2024/04/20

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