出版社内容情報
遣唐使からモンゴル来襲、ペリーの黒船来航から連合国軍による占領まで、日本が岐路に立たされる時、そこにはつねに「外圧」があった──。メディアでも人気の歴史学者と気鋭の国際政治学者が、対外関係の歴史から日本の今後を展望する。
内容説明
古代から現代までの歴史を通観した時、見えてくる日本の国家的DNA。まさにいま学ぶべき教訓がここにある!命がけで海を渡った遣隋使。戦国乱世を大きく変えた鉄砲伝来。世界を驚かせた日露戦争の勝利。そしてGHQによる占領―。島国ニッポンと「外圧」の赤裸々な関係を、人気の歴史学者と気鋭の国際政治学者が読み解く!
目次
遣隋使・遣唐使―聖徳太子と朝貢外交
白村江の敗戦―原型日本の成立
モンゴルの来襲―鎌倉幕府の倒壊
鉄砲の伝来―戦国時代の終焉
朝鮮出兵―なぜ秀吉は大陸をめざしたのか
キリスト教の弾圧―鎖国の完成
ペリーの黒船―「鎖国」の終わり
ハリスと日米修好通商条約―世界に開かれた日本
日清戦争と日露戦争―東洋の盟主へ
第一次世界大戦とパリ講和会議―大国の一員として(戦前日本の頂点)
大正デモクラシーと排日の現実―脱欧入亜への契機―
大恐慌・満州事変・日中戦争―現状変更と国際政治体制への挑戦―
開戦期―真珠湾と日本の敗北―
降伏と占領期―戦後日本の原型の成立―
著者等紹介
本郷和人[ホンゴウカズト]
1960年、東京都生まれ。東京大学史料編纂所教授。東京大学卒業、同大学院人文科学研究科博士課程単位取得。博士(文学)。石井進氏、五味文彦氏に師事。専門は日本中世政治史、古文書学。『大日本史料』第五編の編纂を担当
簑原俊洋[ミノハラトシヒロ]
1971年、米国カリフォルニア州出身。神戸大学大学院法学研究科教授。認定NPO法人インド太平洋問題研究所理事長。カリフォルニア大学デイヴィス校卒、神戸大学大学院法学研究科博士後期課程修了。博士(政治学)。専門は日米関係・安全保障など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kuukazoo
fseigojp
犬養三千代
オールド・ボリシェビク
市井吉平