朝日新書<br> 進路格差―つまずく生徒の困難と支援に向き合う

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朝日新書
進路格差―つまずく生徒の困難と支援に向き合う

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  • サイズ 新書判/ページ数 250p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784022951977
  • NDC分類 376.4
  • Cコード C0237

出版社内容情報

現実と乖離した「夢追い型」が多い日本の高等教育機関(大学、短大、専門学校)は、教育困難校から進学する生徒が多く、深刻な格差拡大装置となりつつある。また、無償化は学費のみで、多額の施設費や実習費を納めるために奨学金制度を利用して卒業後も返済に苦しんでるケースも少なくない。進学したがゆえに、貧困のループから抜け出せないという、逆効果が生じているのだ。気鋭の教育ジャーナリストが現場からリポートする

内容説明

分極化する進学と就職―戸惑う高校生と支援する人々の姿を描く。新卒主義でやり直しがきかない日本社会。早い段階で階層が固定化し、高校卒業時の選択がその後の命運を握ってしまう。大学、専門学校の知られざる実態から理不尽なルールが横行する高校生の就活事情まで、さまざまな進路問題を指摘し、教育と労働のあり方を問う!

目次

第1章 進学した高校で人生が決まる
第2章 なぜ学力が低迷したのか
第3章 就職の問題点
第4章 高卒就職生を受け入れる企業の立場から
第5章 専門学校進学の問題点
第6章 「玉石混淆」の専門学校―職員の立場から
第7章 大学進学の問題点
第8章 「教育困難大学」の実相―長く教えて思うこと
第9章 進路格差を解消するには

著者等紹介

朝比奈なを[アサヒナナオ]
東京都出身。筑波大学大学院教育研究科修了。公立高校の地歴・公民科教諭として約20年間勤務し、教科指導、進路指導、高大接続を研究テーマとする。早期退職後、大学非常勤講師、公立教育センターでの教育相談、高校生・保護者対象の講演等幅広い教育活動に従事。『内外教育』(時事通信社)、『月刊高校教育』(学事出版)他で連載を担当(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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19
進路格差は貧困からくる。みたいな主張。あと発達障がい児童などへのケアが足りない。とか。うーん。そう聞くとそうかも。という感じだが、発達障がい児の息子を抱えるシングルマザーとして発信したいのは、進路格差を産む最大の要因は、未来を見据えた教育を親がするかしないか。なにを目標に生きるか、何を将来したいか。そういったものが『ない』子が多いと聞くが、何を目標に生きるのかという問いについて子と語る親が少ないからじゃないかと思う。必要なのは、無料塾や教師の意識向上じゃなく、まずはあなた自身の意識向上では?2023/11/05

乱読家 護る会支持!

5
⚫︎「進学校」「中堅校」「底辺校」など、進学した高校で人生が決まる。 ⚫︎子どもたちの学力差は二極化している。原因は「学習できない家庭環境」「学習に価値を置かず学ぼうとしない子ども」「発達障害」。 ⚫︎高校での就職活動の一人一社制が、生徒と企業のミスマッチを生む。 ⚫︎高校生の24%が専門学校に進学。学力の低い層からの専門学校進学は、将来の画策解消には結びつき難い。 ⚫︎大学進学率は、日本では毎年、過去最高を更新している。それは、中位〜低位の高校生が寄与している。。。 今も昔も有名大学卒が勝組のようです。2023/06/13

ぴーたん

5
高校卒業時の進路で人生が決まる。特に教育困難校の生徒たちの前途が多難となっている。進路多様校と言われるくらい、就職、大学、専門学校と進路は多岐にわたるが就職には一社一社制、専門学校は退学者が多いこと、大学についてはFランと言われる教育困難大学に進学することへの意味など問題が山積み。就職で躓くと奨学金の返済も難しくなる。解決策は基礎学力の定着とあるが、同じような学校に勤めている身からすると義務教育段階で丁寧に指導したところで定着するかはかなり怪しいのではないかと思う。求められるスペックが高すぎるんだよね…。2023/03/29

TOMTOM

5
教育困難校を卒業してからの諸問題。大学全入学時代で、いままで大学に進学できなかった学力層が進学することの課題。また専門学校に進学するにしても、専門性の多様さで「医療系」と「夢追い系・オーディション系」に進学する意味の違い、奨学金の返済状況。論調としては義務教育にもっと力を入れること、基礎学力をしっかり身につけられるようにすることを強く願っている。さまざまな格差が広がる中で、義務教育のもつ重要性にもっとフューチャーする意義が伝わってきます。2022/11/20

onepei

3
効果が見えるのに時間がかかるだけに早急な取り組みが必要2023/03/12

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