朝日新書<br> 太平洋戦争秘史―周辺国・植民地から見た「日本の戦争」

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朝日新書
太平洋戦争秘史―周辺国・植民地から見た「日本の戦争」

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  • サイズ 新書判/ページ数 443p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784022951847
  • NDC分類 210.75
  • Cコード C0222

出版社内容情報



山崎雅弘[ヤマザキマサヒロ]
著・文・その他

内容説明

本書は日米や日英など「大国同士の戦い」ではなく、「太平洋戦争の空白」を埋めるために、アジア・太平洋・中南米の周辺国や植民地の視点から、新たな光を当てようというものです。その存在も行動も軽視されがちな、周辺国や植民地が主役の太平洋戦争について、現代日本の読者に是非一読していただきたいと考えました。

目次

太平洋戦争への道―大日本帝国はいかにして戦争へと進んだのか
インドシナ(フランス領・仏印)―日本軍と協力したフランス植民地当局
マラヤ・シンガポール(イギリス領)―日本軍の電撃的占領と中国系市民の虐殺
香港(イギリス領・租借地)―開戦初日に日本軍が軍事侵攻した「東洋の真珠」
フィリピン(アメリカ領)―アメリカに独立を約束されていた国での戦い
東インド(オランダ領・蘭印)―日本の戦争目的であった石油産出地インドネシア
タイ―外交力で戦乱を乗り切った東南アジア唯一の独立国
ビルマ(イギリス領)―日本軍を信頼し、裏切られたアウンサンと民族派
インド(イギリス領)―連合軍・枢軸軍のインド兵部隊と独立運動
モンゴル―ソ連と日本、中国の狭間で翻弄された「蒙古」民族〔ほか〕

著者等紹介

山崎雅弘[ヤマザキマサヒロ]
1967年大阪府生まれ。戦史・紛争史研究家。軍事面だけでなく、政治や民族、文化、宗教など、様々な角度から過去の戦争や紛争に光を当て、俯瞰的に分析・概説する記事を、1999年より雑誌「歴史群像」で連載中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

skunk_c

64
アジア太平洋戦争の周辺地域から戦争を概観したもの。地域別に章立てされ、冒頭にざっくりとした地図が入っているのが理解を助ける。日本が「大東亜共栄圏」といいながらアジア諸国の本質的な独立を支援していたわけではないことが示されるが、軍人の中にも独立を支援しようという人々がいて(特にインドネシアやビルマ)、義勇兵になった者もあったとか。またイギリス連邦国の関わり方が概説されているものは少なく、さらにラテンアメリカについては殆ど知らなかった。フィリピンでメキシコ空軍が日本軍と交戦してたとか。厚さはあるが読みやすい。2022/12/19

雲をみるひと

28
東南アジアやANZなど周辺国から見た太平洋戦争史。総論的な本で、個人の資質で地域に貢献した例外もあるが全体的に日本が当該地域に対するリスペクトを大きく欠いていたことが書かれている。今まで日本ではあまり取り上げられていない視点ではあるが、カバーしている範囲が広すぎるため各地域の深掘りはあまりされていない。2023/04/04

CTC

14
8月の朝日新書新刊。著者は『歴史群像』のレギュラー執筆者、戦史研究家だが…シミュレーションゲーム制作でも高名なようで、確かに論理的で抑制の効いた筆致である。さて本書は先の大戦(アジア・太平洋の)は、日米英中ソ以外の国や地域にとってはどのようなものだったかを見て行くもの。具体的には仏印、英領マレー・新、香港、比、蘭印、泰、緬、印、蒙、豪、NZ、中南米諸国にそれぞれ章を充てている。日頃の読書ではどうしたって大局や戦場の様子に目がいってしまう訳で、大東亜共栄圏の実態が見えてくる発見のある読書になった。2022/09/25

ジュンジュン

13
東京裁判に向けて、オーストラリアが天皇の戦争責任を執拗に追求する事に、昔からなぜだろう?と思っていた。中国とかなら納得だけど。本書で、ようやく長年の疑問が解けた。従来、脇役に甘んじる国々(東南アジア、英連邦構成国、ラテンアメリカ)をメインで扱う意義ある一書。2022/12/11

akiakki

10
周辺諸国から見たアジア太平洋戦争。欧米の植民地であったことは事実だが各国が独立戦争を経て自治を達成するのはむしろ戦後であり、アジア太平洋戦争中はただただ日本軍の戦争に巻き込まれていた。大東亜共栄圏は所詮お題目に過ぎず、日本軍はこんな占領地支配でどうやって戦争に勝つつもりだったのだろう?というエピソードがてんこ盛り。悪手悪手アンド悪手みたいな事例ばかりでかえって学びが少なかった。2023/10/14

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