出版社内容情報
私たちの一番身近で罪深い悪徳「嘘 」。嘘はどのように宗教で扱われ、嘘つきはどう罰せられているのか。偽証を禁じるモーセの十戒や仏教の「不妄語戒」など、禁じながらも解釈の余地がそれぞれあるのが嘘の面白いところ。三大宗教の叡智を基にした、嘘の正体をめぐる究極のクリティカル・シンキング!
内容説明
あの人が平気で嘘をつくのはなぜ?ついてもいい嘘と、悪い嘘がある?そもそも嘘がいけない理由とは?嘘を戒める宗教の教えから見えてくるのは、究極的な嘘の正体かもしれない―。遠くから近くから、嘘の本質を徹底的に見つめる9つの視線。
目次
第1章 戒律で禁じられた嘘
第2章 嘘も方便
第3章 異端は平気で嘘をつく
第4章 親孝行とは嘘をつくことなり
第5章 嘘を許さないキリスト教の仕組み
第6章 アッラーはすべてを許し給う
第7章 カントは嘘を革命した
第8章 なぜ人は嘘をつくのか
第9章 よろずのこと、みなもって、そらごとたわごと
著者等紹介
島田裕巳[シマダヒロミ]
1953年、東京都生まれ。76年、東京大学文学部宗教学宗教史学専修課程卒業。84年、同大学大学院人文科学研究科博士課程修了(宗教学専攻)。放送教育開発センター助教授、日本女子大学教授、東京大学先端科学技術研究センター特任研究員を歴任。現在は、作家、宗教学者、東京女子大学非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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