朝日新書<br> 人を救えない国―安倍・菅政権で失われた経済を取り戻す

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朝日新書
人を救えない国―安倍・菅政権で失われた経済を取り戻す

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  • サイズ 新書判/ページ数 209p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784022950956
  • NDC分類 332.107
  • Cコード C0233

出版社内容情報

コロナ対策で、その脆弱さを露呈した日本財政。雪だるま式に膨れ上がった借金体質からの脱却、行き過ぎた新自由主義的政策・変質した資本主義からの転換、産業構造改革の必要性を説く著者が、未来に向けた経済政策の在り方を考える。

内容説明

「コロナ敗戦」の責任はだれにあるか。命も生活も守れない、この国の体質を問う!新型コロナ対策で、その脆弱さを露呈した日本財政。雪だるま式に膨れ上がった借金、無責任な異次元金融緩和、産業の衰退と賃金低下、「株価至上主義」という病理…公正な競争ルールが壊れ、“雰囲気頼み”の好景気演出も限界に達したいま、腐敗まみれの日本経済をいかに立て直すか。産業構造改革や「フラットにつながる社会」の必要性を説く著者が、未来に向けた、持続可能な経済の在り方を考える。

目次

第1章 なぜ日本政府は国民の命を救えないのか―コロナ対策の失敗の原因
第2章 腐敗とたかりの「仲間内資本主義」を正す
第3章 新型コロナ大不況がもたらしたもの―破綻するアベノミクス
第4章 アベノミクスを総括する―日本経済の体質を問い直す
第5章 ポピュリストの政策的退廃
第6章 日本は新しく生まれ変わる

著者等紹介

金子勝[カネコマサル]
1952年東京都生まれ。経済学者。東京大学大学院経済学研究科博士課程修了。東京大学社会科学研究所助手、法政大学経済学部教授、慶應義塾大学経済学部教授などを経て、立教大学経済学研究科特任教授。専門は財政学、地方財政論、制度経済学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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zag2

25
あまり時事物・政治物は読まないのですが、まあたまにはイイかということで。コロナ禍での右往左往から、アベノミクスの問題点などを描きだし、日本が新しく生まれ変わるための提言で締めくくっています。アベノミクスを廻っては様々な意見があり、金子先生の主張もその一つと理解していますが「確かなデータをとらず政策や方針が空気で決まる」とか「産業政策が時代遅れになっている」といった指摘は納得のいくところです。地域分散型社会を目指すという主張も好感が持てますが、実現はいささか難しそうな気がします。2022/03/11

呼戯人

20
金子勝の批判の刃は鋭く日本憲政史上の汚点である安倍-管政権の本質を抉り出している。日本が敗戦間際の76年前の頃と全く同じ無責任体制を受け継ぎ、やってる感だけの言葉遊びを続けている間に、国家の土台が掘り崩されていたという話である。失われた8年間の麻薬漬けで生き延びて来た21世紀の日本。仲間内資本主義の毒が全身に回り、痺れている状態である。この第二の敗戦にどうやって立ち向かうのか。絶望の闇を振り払い、なんとか新しい出発をしたいその手立てを考える。2021/05/21

大先生

10
【アベノミクスによる大量の貨幣供給は実体経済を改善するのではなく、バブルを創り出して格差を拡大させた。そして、バブル崩壊を回避するため一層のバブル創出を図らねばならない「出口のないネズミ講」状態に。このような状況を作ったインフレターゲット論者たちは、その失敗の責任を免れるためにMMTを悪用して乗り換え…。自民党政治を終わらせないと日本が終わる。今こそ地域分散ネットワーク型社会を作り、大艦巨砲主義を終わらせよう!】という本です。やや専門的な部分もありましたが、今の日本の問題を分かりやすく指摘してくれています2021/11/23

rinsuke

7
安倍政権から菅政権の今日にいたるまでいったい何をもたらしてきたのだろうか?安倍政権からそのままずるずるときて、のらりくらりと政策、批判をかわしてきた結果が今に至っているようなものである。コロナ対策も後手に周りこの国が大変まずいことになりつつあり、思い切ったリーダーがホントに必要であると感じた。2021/08/29

小鳥遊 和

5
YouTubeで投資指南をする人が「雇用と株価の現状を見ると、アベノミクスの金融政策は正しかった。異次元緩和を批判する人はどうすべきだったか代案を」と論じている。なるほどと思い松尾匡、小幡、山家らを読み返したが「積極財政でボトムアップ型消費喚起を」くらいしか代案がない。金子勝だけが「古い産業構造の温存ではなく人づくりによる生産性革命」という産業政策を提案している。マッツカート著も参照して提唱する策に今から政府が舵を切れるか微妙だが、この案は貴重だ。ただ、賃上げ+ベーシックサービスという主張は理想論すぎる。2025/03/07

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