出版社内容情報
3密回避、隔離で新型コロナのパンデミックを乗り越えようとするのは、実は14世紀ペスト大流行の時と同じ。渡航医学の第一人者が「医学考古学」という観点から不安にならずに今を乗り切る知恵をまとめた。現代のコロナ流行だけでなく今後の感染症流行への対処法も紹介する。
内容説明
新型コロナウイルス対策でとっている隔離・検疫・都市封鎖―の3方法は、700年前のペストとまったく同じだった。高度な文明を築いた人間だが、新型ウイルスに立ち向かう術は、まだ用意できていない。14世紀の人たちがパンデミックに翻弄されてとった体験的な行動を、現代人もそのまま見習うしかなかったのである。中世人の感染症に対する知恵に学ぶ。
目次
第1章 感染症による人類滅亡の危機
第2章 ペスト流行記
第3章 ペストであり、ペストでない
第4章 どこから発生し、どこまで拡大したのか
第5章 甚大な被害はなぜおきたのか
第6章 滅亡の危機をどのように回避したか
第7章 日本にペストは波及したか
第8章 中世以降のペストの行方
第9章 新型コロナウイルス対策への福音
著者等紹介
濱田篤郎[ハマダアツオ]
1955年、東京都生まれ。東京医科大学教授、同大学病院渡航者医療センター部長。東京慈恵会医科大学卒業後、米国で熱帯感染症と渡航医学(トラベルメディスン)を学び、母校の講師、労働者健康福祉機構・海外勤務健康管理センター所長代理など経て現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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ふたば@気合いは、心を込めて準備中
きのやん