朝日新書 早慶ＭＡＲＣＨに入れる中学・高校―親が知らない受験の新常識

矢野 耕平/武川 晋也【著】

朝日新聞出版（2019/12発売）

• サイズ 新書判／ページ数 224p／高さ 18cm
• 商品コード 9784022950451
• NDC分類 376.8
• Cコード C0237

出版社内容情報

中・高受験は激変に次ぐ激変。高校受験を廃止する有力中高一貫校が相次ぎ、各校の実力と傾向も５年前と一変。大学総難化時代、「とにかく中堅以上」の大学に行ける中学高校を、受験指導のカリスマが教えます！トクな学校、ラクなルート、リスクのない選択を

内容説明

人気大学で軒並み超難化！とにかく中堅以上に滑り込める「近道」を全公開！中学・高校受験事情は、激変に次ぐ激変だ。親世代の３０年前の「常識」が通じないどころか子どもにとっては、「悲劇」を招きかねない。受験は中学からか、高校からか？「トク」で「ラク」、そして「リスク」が少ない究極の選択とは―？受験指導のエキスパートが、徹底解説する。

目次

第１章　激変した受験の最新事情（中学受験の世界；高校入試の世界）
第２章　中学受験の「トク」「ラク」「リスク」
第３章　高校入試の「トク」「ラク」「リスク」（高校入試の「トク」；高校入試の「ラク」；高校入試の「リスク」）
第４章　中学受験・高校入試、敗者のその後（合格の陰の不合格；中学受験で失敗した生徒の高校入試リベンジ；高校入試の「敗者たち」のリベンジ）
第５章　中学受験向きの子、高校受験向きの子の見分け方（中学受験向きの子；高校受験向きの子）

著者等紹介

矢野耕平［ヤノコウヘイ］
１９７３年生まれ。大手進学塾勤務後、現在、中学受験専門塾「スタジオキャンパス」代表。東京・自由が丘と三田で２校を展開

武川晋也［タケガワシンヤ］
１９８５年生まれ。中学・高校・大学受験指導に長年従事。２０１９年度まで早稲田アカデミーで講師として活躍。早慶付属校の合格者を数百人送り出す。四谷学院や北九州予備校でも教えている（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[けいこ]

今の首都圏の中学受験の実際と、中受、高受のそれぞれの利点とリスクを資料や経験談などを元に説明している。大学入試改革が不透明、大学合格者数抑制策などで首都圏の中学受験が増加しているが、そもそも他地域に住んでいればこんな事に頭を悩ませなくてもいいのにと思ったりする。そしてこの本の結論は中受も高受も結局、「自ら学ぶ姿勢を持つ姿勢、すなわち、受験を『ジブンゴト』にしているか」が成功の秘訣。と。そんな事はわかってますが、、。でも、中受と高受の利点とリスクを1冊に纏められてる点は他にはあまり見ないので良かった。

2019/12/25

[vodka]

中高受験を横断して、という書籍自体珍しい中、著者お二人と想いが重なる部分もありうんうんと頷きながら読みました。高校受験未経験なので、いわゆる「偏差値が高い子」の高校受験の選択肢の狭さにびっくり。小学校受験もとても少ない選択肢の中の世界、、となるとやはり中学受験いいよね、と思ってしまいます。

2020/02/07

[かさ]

第５章が特に印象に残った。親心としては、もちろん我が子になるべく良い未来を、と思って塾に通わせたり中学受験をさせたりするのだろうが、それが裏目に出る場合もある。裏目に出ないようにするにはどのようなことに注意するべきか、という点は、自分は人の親ではないが、教育に関わる立場として、とても勉強になった。

2021/04/04

[touyuu]

成功の鍵は「ジブンゴト」受験の目的や、どういう勉強をするのか、自分の実力と課題は？など自分自身のこととして、勉強に取り組めること。当たり前だが、塾の先生がわざわざ書かなければいけない所に現状の生徒や保護者、教員の様子が伺える。 面白かった点をいくつか。保護者と子がべったりの関係(ご褒美あげたり)だと進学後伸び悩むことが多いということ。教師に「私は次は何をやればいいですか？」と聞く子が伸び悩むということ。また、自分の手柄ばかりを語る教師は信用ならないというのも納得。必ずいる不合格者の存在を忘れてはならない。

2020/02/26

[Ise Tsuyoshi]

子どもに中学受験をさせるべきか、悩んでいるところなので、一読。高校受験の場合とも比較しているので、参考になりました。

2020/01/19