朝日新書<br> 職場の紛争学―実践コンフリクトマネジメント

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朝日新書
職場の紛争学―実践コンフリクトマネジメント

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  • サイズ 新書判/ページ数 230p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784022950291
  • NDC分類 336.4
  • Cコード C0234

出版社内容情報

高齢者にパート、正規、非正規など、職場の雇用形態が複雑化する日本の企業。価値観の違う人たちが入り乱れる職場で起きがちな対立・紛争(コンフリクト)の解決法を、実際に起きた事例をもとに、すご腕人事コンサルタントがズバリ指南する。

内容説明

なぜだ!皆がマジメに働いているのに…。ちょっとしたボタンのかけ違いが、職場で思わぬコンフリクト(対立・葛藤)を招く。その実態に迫り、解決のための知恵を絞る。迫真ドキュメント&渾身アドバイス。

目次

事例1 オーナー社長vs.大企業OB―「自分の給料分は利益を上げてください」「なぜ、私が営業をやるんだ!」
事例2 ゆとり社員vs.バブル上司―「何でも手落ちと責められてもう限界!」「まず上司の壁を突破するのは仕事の基本」
事例3 専門志向vs.上昇志向―「社内飲み会に出ていてはスキルが保てません」「将来の幹部には社内人脈が大事だ」
事例4 営業トップvs.経営層―「これだけ部下の話を聞きヤル気を引き出しているのに」「マネージャーは具体的な問題解決が第一」
事例5 「意識高い系」部下vs.実直上司―「地味な下積みを続けるのは時間のムダです」「財務の仕事を任せるには10年勉強しないと」
事例6 女性総合職vs.男性上司―「幼い子供がいるのに宿泊出張は無理です」「一般職の倍近い給料の総合職としてどうか」
コンフリクトマネジメント入門“理論編”

著者等紹介

各務晶久[カガミアキヒサ]
1969年生まれ。経営・人事コンサルタント。(株)グローディア代表取締役、特定非営利活動法人人事コンサルタント協会理事長。川崎重工、日本総合研究所を経て独立。同志社大学卒、関西学院大大学院で経営学修士(MBA)取得。中小企業診断士。大阪市人事に関する専門委員、大阪市特別参与、大阪商業大学大学院非常勤講師などを歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ふたば

8
世代間のギャップはいつの時代も存在する。常に部下と上司り対立構造が繰り返されてきた。新しい試みはもちろん歓迎だが、新しい事=善ではない。新しいことを始めたら、必ず容認されるわけではないという事。新しいことを試しながら、古いものに思いを致すことも肝心である。今の時代、年配者に厳しい状況が見えてくる。多様性と言いながら、我儘を許容せよと言っているように感じる。多様性は必要だが、それが我儘に通じるわけでないことは理解したい。2019/08/18

めん

6
「人口減少時代に入り、多様な人材をさまざまな雇用形態で活用〜。均質な考え方で染め上げてきた集団の中に、突如異質な価値観を持つ人材が〜。これまで回避できていた対立が表面化するようになり、現在ではコンフリクトマネジメントに注目〜」面白い。掲載の6事例はどれも多少の心当たりがある。中途採用で専門職で…と多数派ではない私は、異質で、理解してもらう、意見を聴いてもらうためには、まずは聴くことが必要だと思ってきた。そして今は、対立者それぞれの話を聴くこともある。対立の要素や対応方法を参考に、理解していきたい。Yりん本2021/01/03

tomatobook

5
コンフリクトマネジメントの事例を6つ読み、最後の章で理論を学ぶ構成。事例が生々しくて、さもありなんという感じ。人事部等マネジメントする立場の人はもちろん、社員として雇用される人も読んで損はない。2023/08/08

じょくぼ

5
職場の多様性が増していく中、コンフリクトを組織の力に変えていくためにはどうしたらよいのかを考えたくて探し出した書籍のうちのひとつ。生々しいコンフリクトの実例紹介の後に理論編、という構成。理論編に入ったときには「先にこれ(理論とワークシート)を教えて欲しかったのに・・・」と思ったが、「理論のこの部分は実例で出てきたアレだな」と考えながら読めたので、前言撤回&納得。理論編の内容も多すぎず少なすぎず。実践的なコンフリクトマネジメントを理解したい人には、まずこの本を読むことをお勧めしたい。2022/08/17

Yappy!

5
さまざまな事例を、ポイントとなる部分を専門的な知見をもとに分析した内容から説明し、職場内のコンフリクト(対立・ぶつかり合い)を解き明かすというもの。タイトルは流行の○○学だけど、結構内容はしっかりしている。 いくつかあるけれど問題解決に必要なものには、精神的な部分よりも、事前の明文化事後の言語化、つまりは言葉にして記録し見ることができるようにし、それぞれが受け取った理解というあやふやな状況にしないということか。 効率化が求められる今だからこそ、手間を惜しまず言語化し明文化するべきなのだろう。2019/09/13

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