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出版社内容情報
『霊験修法曼荼羅』に続く密教僧シリーズ、コミックス第8弾。実在するサイキック僧侶・蒼雲さんが神仏の力を借り、巷の怪異を解決する驚異の実話を、永久保貴一が描くノンフィクションコミック! 密教世界や神仏の神秘の他、仏事などについても理解が深まる驚きのエピソードが満載!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ネムコ
20
僧侶の日常を描かれることの多いこのシリーズ。今回はトラブル解決のお話が多くてテンション上がりました。蒼雲さんのお師匠さんは安心感があって素敵です。2024/08/31
空のかなた
17
寝る前に読まない方が良かった。ノンフィクションコミック!本当に怖い、怪異の朗読劇のエピソードは目を瞑ったかも。とはいえ、密教ならではの神々やその由来、作法、真言、印、眷属、お祓いに使った黒檀の数珠と悪いものを吸い取るという紫の石等、知識の宝庫のような一冊でした。足が6本ある大威徳明王は水牛に跨っている仏像。日輪の神様でもあり太陽神とも言われる観音菩薩は慈悲深い。陽炎が神格化されたという摩利支天も太陽の力を持つという。前行の大切さはかなりの頁を使って説明してくれた。怖いけれど大切な事を伝えてくれている。2024/10/18
ちゃみ母
5
特別な仏式の地鎮祭のお話や、怖い話の朗読劇の話なんかは、すごく興味深い。法は書物の勉強だけでなく、師匠から直接伝授されることで、見えないものもしっかりと受け継がなければならない。しかし、口伝を聞き前行する大切さを知らない僧が増えているらしい。これってかなり怖い話ですね。2025/05/12
Smith, Ordinary. Person.
5
●密教呪術の深秘を現役の行者から直々に教わる本シリーズ。なかなか見られない特殊な地鎮祭、病気療養にご利益がある神仏、など本刊の内容もバラエティに富んでいる。 ●通して読むと、修行の不足や、真言一語、印の指先一つ違っただけで効果がないばかりか行者自身が難を被るあたり、密教に限らず呪術の類はプログラミングに近いものがあると実感。その上秘儀や核心の部分は口伝のみ、アプリにあたる"モノ"も師から直接でしか受け取れない。そりゃ、専門書や経典を呼んだだけで密教を理解した、と思うのは勘違い、烏滸がましいと思われるわ。2024/08/18