出版社内容情報
2012年4月、ルノワールの名画「ジャンヌ・サマリーの肖像」をはじめ、ゴッホ、モネ、ピカソ、ゴーギャンなど、誰もが知っている巨匠のフランス絵画を中心に、ロシアのプーシキン美術館が誇るコレクションが来日する。70万人の動員が見込まれるこの美術展を満喫するための公式ガイドブック。
全出展作品を収録し、その鑑賞のポイントはもちろん、代表的な画家のバックグラウンド、技法、謎などを、楽しくやさしく解説。
また、絵画や美術館の秘話を、『ベルサイユのばら』で知られる池田理代子の漫画で楽しむこともでき、これさえ読めば展覧会を何十倍も楽しくなる!
1 ~ 1件/全1件
- 評価
-
Ritzのざっくり本棚
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ゆか
10
面白く読めました。大好きなルソーが取り上げられていて嬉しい。注目したい名画4「詩人に霊感を与えるミューズ」マリーローランサンは、すらっとしている方なのに、こんな風に描かれてしまうなんて・・娘はこの絵を見て「マツコデラックス?」と聞いてきました。横浜美術館でみたとき、この絵の前で、にやにやしてしまいました。後半の漫画は、とてもよかった。ジャンヌ・サマリー この絵はこんなにも有名になったのよと教えてあげたいです。2014/01/21
m
4
横浜美術館まで観に行ったこの展覧会がもう8年も前のことだとは。コレクションの礎を築いたシチューキンの生涯も初めて知ったような。美術館に行きたくなった。2021/05/10
なっちゃん
4
池田理代子のマンガでルノワールの〈ジャンヌ・サマリーの肖像〉の話が好き。 コメディー・フランセーズの女優ジャンヌの舞台に熱心に通うルノワール。それだけでもいいのに、当時そんなに綺麗だと言われなかったジャンヌに対して「実物のあなたはこの絵よりもっと素敵ですよ」って言うのが素敵。 「詩人に霊感を与えるミューズ」は大学の恩師に似ていて感動した!2013/11/24
新平
3
前半の約60Pがカラーで展示作品の解説、後半の約70Pが池田理代子描き下ろしのマンガで1色ページという斬新な構成。前半の作品解説だが目次には「ゼッタイに見逃せない作品ベスト3」と大学の先生が選んだ「注目したい名画5作品」と「プーシキン美術館から4つのテーマを紹介」とあるのだが、この順番が錯綜していて非常にわかりにくい。テーマを時代別に並べて(この本では4つのテーマは時代順では無い)注目すべき作品を「編集部ゼッタイおすすめ」とかにしたほうが良かったんじゃないか?とにかくわかりにくい作りだった。後半のマンガだ2013/08/31
Yoko
2
まーったく知識のない私が、子ども達に触れさせたくて出かけた美術展。難しいことは抜きにして楽しみました。そして鑑賞後のこのガイドブックが良かった。プーシキンはロシア、それで何故フランス絵画?なんてちんぷんかんぷんだった私に、池田理代子さんの「三都物語」が易しく教えてくれました。2013/05/19
-
- 和書
- 生命のきずな