内容説明
時は大正。作家を夢見て上京した16歳の少女・真昼崎朱杷は、叔父の紹介でとあるアパートに住むことになった。見知らぬ土地での新生活が始まる中、朱杷は同じアパートの住人で探偵をしているという青年、夜凪砂傷那の追う事件に巻き込まれる。やがて朱杷は、自分自身さえ知らなかった己の運命を突きつけられることに―。青年探偵と帝都を脅かす魔人・怪人たちの、闇の戦いを描いた怪奇ロマン。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
akiu
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大正伝奇浪漫小説。「大震災が起きなかった、終わらない大正」という舞台設定は面白いと思いました。助詞を少なめにした個性的な文体は好きですが、もう少しメリハリがあった方が読みやすい気がします。物語はものすごくストレートな友情モノ。TRPG 出身の人ってこういう展開を(良い意味で)臆面無く出してくる印象がありますの。今後は各キャラの設定も気になりますが、世界設定を活かしたお話にも期待したいです。2010/12/29
ユイ
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タイトルだけはものすごく好みだったんですが。ヨネの様な人に迷惑かけても何とも思わんような人はどうにも好きになれないのとだまして働かせるというのがだめでした。2010/09/29
よる
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まじんたいていと聞いて(ry。設定は怪人魔人大正時代と色々とおいしかったのだけど、典型的なラノベ文章で若干読みづらかった…まだ謎が残っているので続きちょっと期待。2010/06/19
ma-no
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「西尾維新・那須きのこ以後」の、イマドキのライトノベルの文章ですね。乙女の恋と友情が厭味なく描かれていて、じつはビーンズ文庫やビーズログ文庫が似合うかも?2010/05/27