内容説明
宇宙ヨット部の部活や、レトロ喫茶店でのアルバイトに忙しい元気印の女子高生・茉莉香は、突然、死んだ父親の部下だと名乗る二人の男女から、宇宙海賊船弁天丸の船長就任の要請を受ける。一世紀前、独立戦争のどさくさの中で発行された私掠船免状によれば、船長の死んだ海賊船の存続は、直系の継嗣による世襲が絶対の条件らしいのだが―。新シリーズの痛快スペースオペラ、華麗に登場。
著者等紹介
笹本祐一［ササモトユウイチ］
１９６３年東京に生まれる（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
くたくた
29
これも、幼女戦記と同じく、表紙とタイトルが誤解（？）を招く系。中身は立派なスペオペ・・・って言ったってミニスカでパイレーツな訳だが。旧式の電子戦闘艦（電子戦特化した海賊船）を女の子達が飛ばす、「宇宙船が飛ぶ」ことに関してのうんちくが詰まった一品。さすがの笹本サン。軽いノリで読みやすいので読書リハビリには最適です。最近角川から再販されましたが、単行本だったのが残念。文庫本化したら、全巻買うわ〜。今回はKindleにて。2019/08/20
Nliey
25
タイトルや絵がちょっと…と最初は思いましたが（後書きでは狙ったわけではないとのことｗ）、アニメを見てすっかり楽しみに。女子高生の日常から宇宙海賊まで…ライトなノリではあるものの、イメージとは異なりがっつりスペオペ、正直展開より設定を追いかけるので手一杯。でも面白い！ この巻の時点ではスペオペというには見映えの派手さが足りないものの、電子戦のわくわく感は異常。燃える！ さて次回からはキャプテン茉莉花率いる弁天丸が本格的に海賊するんですね。楽しみだ！ ありがとうございました！2014/10/10
神太郎
20
アニメから。あまりにも面白く原作を手に取る。差異なんかも探しつつ。とにかくタイトルでガツン！なのに、丁寧な設定とスペースオペラをばっちりこなす。主人公が海賊になると決心するまでのもっていきかたも無理がなくトータル的にもバランスがよくプロローグとしては文句なし。絵柄から入る人からすると少し古い感じはするだろう。だが安心を。「えっ？」とタイトルで敬遠する人もいるだろう。安心してほしい。中身は本当に良いSFだ！仮タイトル「宇宙海賊船弁天丸」でこの内容でも結局「タイトル詐欺」になっていただろうけど(笑)2015/04/15
お～い
15
面白かったです、宇宙はいいですよね、SFですよ、弁天丸は次の巻なのね♪SFはいなぁ、こういう爽快な作品は大好物です♪2016/07/03
ymartak
10
タイトルや表紙の印象と異なり、ベテラン作家らしい純粋な和製スペースオペラ。まだまだイントロダクション的展開なので、次巻からが楽しみ。2014/02/18
