内容説明
侵略会社フログレンスの遊撃艦隊と銀河帝国第三艦隊が火星近傍空域で戦闘の火蓋を切り、地球周辺はにわかにあわただしさを増した。だが、その衝突が中央の核恒星系で仕組まれたものであることを看破する意外な人物がいた。超人セイバーやオルクス艦長を動員して開始された危機回避は果たして功を奏するのか！？巻末特別書き下ろし「夢見る機械人形」を加えておくる第８弾。
著者等紹介
笹本祐一［ササモトユウイチ］
１９６３年東京に生まれる。１９８４年「妖精作戦」で作家デビュー。２００５年「ＡＲＩＥＬ」星雲賞日本長篇部門受賞（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
MarsAttacks!
5
前作からの続き、対峙する陣営にその背景にあるとある意図を読み取る女子高生！？それを終息させるために動くハウザー艦長と読みでのある物語でした。まさかあの女子高生たちがここまで物語に食い込んでくるとは、登場当初は思ってもいなかった。でも物語はさらに地球側の思惑も加えさらに混沌と・・・また続きが楽しみです。2018/11/03
Mr.deep
3
西島由貴無双。20年前の初読時、破局的な結末を避けるべく、ペテンもご都合主義も存分に活用して暴れるその姿に憧れたのを思い出して感慨しきり。2024/05/12
syam
2
H-IIの型番変更とか修正箇所を探すのも楽しいかも（コロンビアはそのままだったけど）。今回の書き下ろしの方は今一つ。仮想空間の話という意味では同じはずの電子戦はアツイのになぁ。2010/01/27
ドル箱
1
さてと再読読了感想いきましょう。お話もクライマックス序盤の編集ですが、緊張感がないのが「ARIEL」のいい所？でもありますが、シェラさんの恋バナはいつ読んでも笹本は恋愛小説には向かないなぁとつくづく思います。ま、ロケット軍事マニアに恋愛を書けっていう方が野暮ってもんでしょうｗその代わり書き下ろしがまぁオタクだなぁ～六軸シュミュレーターなんて、飛行機乗りしか解らんよ、でもな、俺だったら今の技術なら理論上八軸までなら「可能」だと思う。ん？後２軸は何かって？「眼カメラと視覚同調」と人体の首だよ、要は首にも2012/04/16
wakatsuk
1
エリアル終盤戦の最大の盛り上げ、世界同時打ち上げ＆三巨頭出陣前夜ということで、ＳＣＥＢＡＩファンとしては待ちに待った巻。そして本編では影の薄い和美の主役短編は「本編中の面白表現をちゃんとお話に取り入れる」ので毎回驚く。直感型パイロットの根っこはこういうことだったのか、とか。でも内容的には和美というよりはARIELが超技術の産物であることがよくわかる話なんですが。あと核融合炉も残ってるのか。2010/01/22
