内容説明
ゲドー社の経営状況の悪化から、小出しの侵略業務に終始せざるを得ないオルクスだが、迎え撃つ金喰い虫のエリアルにも難問山積。行政府に目の仇にされ、常に運用停止・廃棄の圧力がかかっている。かくして、省エネの侵略と強引な迎撃参加を狙う双方の思惑が交錯し、珍無類の駆け引きと戦いが日本と宇宙空間に展開されることになる。戦えエリアル、されど道は険し。―巻末特別書き下ろし「マイナス2話姫君と士官候補生」220枚併録。
著者等紹介
笹本祐一[ササモトユウイチ]
1963年東京に生まれる。1982年「ARIEL」の原型企画を構想。1984年「妖精作戦」で作家デビュー。1986年「ARIEL」連載開始。2004年「ARIEL」全20巻完結。2005年「ARIEL」星雲賞日本長篇部門受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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MarsAttacks!
7
今は懐かしいソノラマ文庫、それで読んでいたARIEL。途中で断念していましたが新装版になり、なにより結末が気になり手にしてみました。この巻は読んだことのあるエピソードでしたが、本当に懐かしい。少し昭和の香りもしますが、キャラクターや物語のノリのよさは、今も楽しく面白い!そして特別書き下ろし、確りSFしていて良いです。2013/01/12
ドル箱
2
さてと、再読感想いきましょう。え~日常パートと非日常パートで編集されており、お話としては何も進んでない2巻でありますね、(それでもARIELの武装は新型装備の搬入などで上がっておりますが)また絢さんの受験がまた失敗した運びとなっており、タレ目の方も侵略してるのか、営業なのか、はたまた決算所の予算取りを目論む官僚なのか其々の事情もある巻でしたが、再読する度いつも思う事は、よくこの当時にこのはっちゃけた発想があったな~と常々感じます。(今読むと古臭い所もありますが、~型装備なんてエヴァより古いでしょう。)2012/03/26
いえのぶ
1
宇宙+巨大ロボット+マッドサイエンティストのドタバタSF 天性の破壊者が登場。お金がない中で、見せかけの実績を作るための侵略ロボットとの闘い。侵略宇宙人(海賊業者)のリーダーが士官候補生の時のエピソード。2024/01/29
伊豆川亜理紗@百合姉妹
1
宇宙にも市場主義があって侵略会社があり、しかも決算と予算獲得のために戦うなど他の作品には無い魅力がありますよね。でも経理部門が一番強いっていうのはどこの業界も一緒なのが笑えました。2013/03/16
アルクシ・ガイ
0
書き下ろしはかなーりぶっ飛ばして読みました。2013/04/16