朝日新書<br> 発達障害を仕事に活かす

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朝日新書
発達障害を仕事に活かす

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  • サイズ 新書判/ページ数 296p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784022737335
  • NDC分類 366.28
  • Cコード C0295

出版社内容情報

自身も発達障害で斯界の第一人者である医師が、当事者にとっての本当の幸福を考える。生き方においてもっとも重要な職業選択の指針、仕事への活かし方、また、最新知見情報も収録。40万部超のベストセラー『発達障害に気づかない大人たち』著者が贈る決定版。

内容説明

「多動」「衝動性」「過集中」といった発達のアンバランスも、その適性が職業と結びつけば、想像を絶するプラスの効果をもたらす!斯界の第一人者であり当事者でもある著者による、あなたの人生を輝かせるための処方箋。

目次

1 発達障害とはなにか―その職業適性について(専門的な技術は高いけれど、人間としての発達にはかなりの凸凹がある人たち;社会人になってから、なぜかうまくいかなくなった人たち;そもそも発達障害とはどういうものをいうのか ほか)
2 発達アンバランス症候群の活かし方とその背景(アメリカ合衆国大統領ドナルド・トランプと発達アンバランス症候群(凸凹症候群)
成人の発達障害を診断する―星野式多軸診断その1 精緻な聞き取り
成人の発達障害を診断する―星野式多軸診断その2 機能不全家族 ほか)
3 最新知見に基づく発達アンバランス症候群の原因と対処法(発達障害は脳の機能不全;脳の機能不全を起こす原因(1)遺伝的要因
脳の機能不全を起こす要因(2)環境的要因 ほか)

著者等紹介

星野仁彦[ホシノヨシヒコ]
1947年福島県生まれ。心療内科医・医学博士。福島県立医科大学卒業後、米国エール大学児童精神科留学、福島県立医科大学助教授を経て、福島学院大学大学院教授・副学長。専門は児童青年精神医学、精神薬理学、スクールカウンセリング(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

シン

37
発達障害のことについてサラリと学ぶことができる。 発達障害と間違って診断されたり、 間違った病名を診断されたりすることに関して警鐘を鳴らしているのには好感が持てる。 また、発達障害の診断は難しい、 日本は診断基準自体も微妙という主張も良い。 が、そう言いながら、 架空のトランプ大統領診断をやったりしてるあたりに、 (本を数冊読んだだけ&都合の良いチョイス) この業界全体の闇を見る気がする。 良い例と割り切ることも可能だが。 あと「仕事に活かす」という点に関しては記述が少なすぎる気が。2017/09/26

zag2

27
冒頭で、ADHDもASDも多様な症状があって実は診断がとても難しいことが述べられています。にも関わらず、あまり専門性がない医師に発達障害だと診断されどうにも納得がいかない人。カウンセラーからADHDだと言われて落ち込んでしまった人。何冊か本を読んで自分は発達障害だと思い込んでいる人などなど、本人が納得できず苦しんでいる例が多いことが書かれています。信頼できる医師の診断を受けることや、性格特性に合った対処法を見つける重要性などがかなり具体的に触れられていいました。2022/02/22

ばんだねいっぺい

27
 自分には、多動傾向あり。躊躇もなく衝動的に行動して後悔すること多し。でも、まあ、同じ場面が次にやった時に、行動を変えるように持っていくことで変えていきたい。この癖のある車と上手に付き合ってたのしくドライブしたい。2017/11/04

カッパ

21
参考資料である。仕事に活かせる反面、向いてない仕事もあるのもまた事実。それしかない道には進まない方が良いか。2018/10/02

yakinori

10
誤解を招く障害という言葉を避け、発達アンバランス症候群(凸凹症候群)という呼称を提唱する星野氏の著作。発達アンバランス症候群は脳の機能不全によって起こる。よってこれを補うような薬が有効。とはいえ医師の診断が先決である。それにも増して、自分を客観的に見、自己認知をもつことが最優先にして最重要と感じた。仕事においては、バランス感覚を問われるものよりも専門性の高いものが適しているし、そこでは障害を持たない者より優れた業績を残す可能性がある。前に読んだ本と合わせて、彼らの生きづらさは必ず改善できると確信した。2019/10/14

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