朝日新書<br> 信じてはいけない―民主主義を壊すフェイクニュースの正体

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朝日新書
信じてはいけない―民主主義を壊すフェイクニュースの正体

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  • サイズ 新書判/ページ数 256p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784022737199
  • NDC分類 007.3
  • Cコード C0236

出版社内容情報

「ヒラリー・クリントンが児童性愛の地下組織に関与」──。一見ばかばかしいだけの「偽ニュース」が、世界を変えるきっかけになり始めている。誰が何の目的で流し、なぜ人は信じてしまうのか? 「脱真実」時代の正体を解き明かす。

内容説明

デマや中傷、陰謀論など、事実に基づかない偽情報「フェイクニュース」。真実の中に巧みに虚偽を織り交ぜることで人々を信じ込ませ、SNSとスマートフォンによってネット上に拡散していく。現実の政治に影響を及ぼし、私たちの生活を破壊さえし始めたそれは、いったい誰が、何の目的でつくっているのか?騙されないためにはどうすればよいのか?朝日新聞IT専門記者が、情報社会の深奥に踏み込む!

目次

第1章 フェイクニュースとは
第2章 拡散の仕組みとは
第3章 フェイクニュースが与えた影響
第4章 トランプ政権とフェイクニュース
第5章 発信者たち
第6章 ダマされないためには
第7章 ファクトチェックで対抗する
第8章 フェイスブックの責任
第9章 日本で、そしてこれから
終章 ウェブの発明者の懸念

著者等紹介

平和博[タイラカズヒロ]
1962年生まれ。朝日新聞IT専門記者(デジタルウオッチャー)。早稲田大学卒。朝日新聞入社後、社会部、シリコンバレー駐在、科学グループデスク、編集委員などを経て現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

おさむ

43
朝日新聞のIT専門記者によるフェイクニュース解説本。米国大統領選を始め最近の世界のネット関連事件や騒動が、うまくまとまっている。日本でもそうだが、米国でもネットでは左派よりも右派が多いそうだ。同じような意見がこだまのように反響するのエコーチェンバー効果、蛸壺の中で考えが先鋭化する集団分極化、真偽不明な情報が大量な溢れるサイバーカスケード‥‥。ネット情報の特性をSNS中毒気味の我々現代人はしっかり認識する必要がありますね。2017/08/27

Kazuo Ebihara

5
嘘の情報である「フェイクニュース」。 SNSとスマートフォンの普及により これが世界中に素早く拡散し、政治、経済に大きな影響を及ぼしている。 この発生と拡散のメカニズムを解き、嘘の情報に騙されないための処方箋を説いた。 真実も嘘も、誰から見てなのか。 同じ事実でも、立ち位置によって、見え方は180度異なる。 速さを競うだけの「ニュース」から、なぜを語る「スローニュース」が求められる時代が到来したようだ。 2017/08/13

miharasi_mamiya

3
フェイクニュースの定義からフェイクニュースに関連して起きた出来事がよくまとまっている。フェイクニュースの与える影響や情報拡散の仕組みまでフェイクニュースに関する情報はひととおり知ることができた。フェイクニュースかどうかを調べる方法も細かく書いてあった。ファクトチェックという試みもなされ始めているようだ。2017/07/06

中山りの

2
テーマは興味深かったけど、読みすすめにくかったのは事実の羅列が中心だったからか。それでも勉強になった。 「フェイク」と知っていて流すものもあれば、自分では真実だと思って流すフェイクニュースもあるだろう。そして、一般的に人はそのニュースがフェイクかどうか、時間をかけて調べることはしない。フェイクニュースを判定するファクトチェックもあるが、それを行う人が歪めてしまうことも可能な状況では何を信じればいいかは難しいが、安易に決めつけずに時間をかけて咀嚼していくことが大事なのだと思う。 図書館本。 2017/10/01

青木健一

2
雑な世界になってきた。本当に本当にあの人が大統領だなんて。2017/09/20

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