出版社内容情報
社会現象を巻き起こした、ポケモンGOに仕組まれたビジネスモデルと新技術を徹底検証し、日本の可能性を展望する。
内容説明
本当に笑っているのは誰か?語られざる「ポケノミクス」の正体!リリース以来、世界を席巻しているポケモンGO。その爆発的ヒットの秘密を探っていくと、日本製コンテンツの勝利と素直に喜べない構図が浮かび上がってくる。ポケモンGOは、誰がどこで稼いでいるのか?いかにして生まれ、どのような影響をもたらしたのか?秘められたテクノロジーを余すところなく解き明かし、新しいビジネスの可能性を指し示す。
目次
第1章 海を渡ったポケモン(歩くほどポケモンが集まる;ポケットモンスターとポケモンGO ほか)
第2章 「ポケノミクス」の正体(収益でも世界を席巻;スマホアプリの収益モデルとは ほか)
第3章 ポケモン・ツーリズム(アメリカにしかいないポケモン、日本にしかいないポケモン;意外性にあふれた「ポケストップ巡り」 ほか)
第4章 ポケモンGOが見せた「マルチレイヤー化社会」(そこにないものが見える「記憶のポケストップ」;震災が示した「過去の情報」の価値 ほか)
著者等紹介
西田宗千佳[ニシダムネチカ]
1971年福井県生まれ。フリージャーナリスト。ネットワーク、IT、先端技術分野を中心に活躍する。主要新聞、ビジネス誌、ウェブメディアなどに寄稿する他、テレビ番組の監修も手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
パフちゃん@かのん変更
66
昨年暮れから始めて、今レベル24。もうやめようかと思っていた矢先、新キャラ追加でまだやめれない。ポケスポット情報も勉強になります。ポケGO関連本は2冊目なので、ナイアンティック、グーグル、イングレスなどの関連はわかる。位置情報を使ったゲームはこれからも進化していくだろう。ポケモンGOで採用されているARのほかにもVR(バーチャルリアリティ)を使ったものもいずれ出てくるのだろう。それを体験してみたい。2017/03/16
hatayan
47
社会現象になったポケモンGOをリリース直後の2016年に解説。Googleの社内ベンチャーのナイアンテック社の位置情報ゲーム「イングレス」の仕組みや資産を基盤に、モンスターを集める単純なルールながらも世代を超えて訴えるポケモンのブランド力で短期間で1億超のダウンロード。観光や地域の再発見に有効である一方、歩きスマホや社寺、住宅街でのトラブルなどプレイヤーが増えた故の摩擦が生じている点も指摘。位置情報が拡張された現実として融合する未来に、間近に迫る5Gの時代にも新たなコンテンツが生まれることを予感させます。2020/05/04
AICHAN
36
図書館本。私はレベル20である。まだまだ始まったばかり。終わらない。という話ではない。「ポケモンGO」の誕生の裏話から今後の広がりまでを論ずる。アメリカで生まれたとは知らなかった。世界中のポケストップをどう設定したのか、不思議でならなかった。ポケストップは各地の名所や碑や記念物などが写真入りで設定されている。世界中のあらゆるところにあるわけだから、どうやって探して写真撮ってやったのかわからなかった。しかしグーグルの地図情報を元にしたゲームだと知って謎が解けた。それにしても凄いゲームを開発したものだ。2017/03/10
千穂
21
ポケモンGOは初日にダウンロードし、お散歩アプリとして今も楽しんでいる。何故これほどまでに爆発的な流行を起こしたのか?さらには今後のビジネスの方向性について分かりやすく解説してあり興味深く読んだ。2017/03/07
澤水月
20
前身、位置情報ゲームのingress、ポケモン考案者の田尻智さんに紙幅割かれているのは評価できる。ただ私自身もだが「本家」全く触れていないのに沼ハマった中高年以上も多いのでここまでバケモノ化した要因は何かGoogleの知的資産以上にもあるかと思う。16年の本なので金銀、レイドバトルも追加の今読むと古い部分も多い。恐らくこれは3.11記憶のポケストとともに経済効果だけでなく終わらせられない、多くの人の人生に寄与するコンテンツになっていると思う。著者がハマっておりグレーなマップツール仄めかしてたりするw2017/07/13
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