出版社内容情報
人気ドラマの脚本家は91歳で一人暮らし。女学校時代の恋、役者も経験し、松竹第一号の女性脚本家など波乱の人生も振り返る。
内容説明
スッキリ大往生。家族、友人、名誉欲、財産、持つから鬼になるんです。いつでもお迎えOK、最強の橋田流「終活」。
目次
1 葬儀なし
2 出世欲、名誉欲なし
3 仕事なし
4 友なし
5 親なし
6 恋愛なし
7 夫なし
8 親戚なし
9 子なし
10 後悔なし
著者等紹介
橋田壽賀子[ハシダスガコ]
1925年、韓国ソウル生まれ。大阪府立堺高等女学校から日本女子大学卒、早稲田大学中退。脚本家。松竹初の女性シナリオライターとして映画の脚本を書き、35歳からテレビの脚本家として活躍する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ごへいもち
17
家事はお手伝いさん任せ。住んでいるマンションの中に専属トレーナーのいるスポーツクラブ。毎年「飛鳥」で世界旅行。いいなぁ2017/07/01
小豆姫
11
人生最後の旅支度。友なし親なし夫なし子なし… っと『なし尽くし』の暮らしのなんと綺麗さっぱり潔いことか。恵まれてる境遇に羨ましさも感じるけど、懸命に仕事に打ち込んできた証でもあるのだ。天晴れなり。2021/05/07
FK
4
TVドラマ[ハルとナツ]の脚本家ということで。それ以外はあまりご縁がなく、今回は高齢になられた著者のエッセイに興味が惹かれて。一つ意外だったのは、もっと保守的な方かと思っていたら、そうではなかったということ。要するに第二次世界大戦でもし日本が敗北していなければ、今頃はまだ大日本帝国が続いており、貴族階級があり、軍人が跋扈していただろう、と。だからこれで良かったのだと。/かつての時代を考えると、改めて掛け替えのない貴重な時を生きているのだと思えるのです。(P.232) 2017/06/27
Humbaba
4
例え愛情から出た行動であっても、それがそのまま相手に伝わる保証はない。純粋な気持ちであっても表現方法が悪ければ、寧ろ相手を苛立たせる結果に終わってしまう。余裕があればそれでも和解できる道も選べるが、幼いころであればそのような余裕を持てる人は殆ど無い。2016/10/24
モビエイト
1
橋田さんのドラマを見た事がないですが、生き方、考え方には共感が持てました。2017/03/17