朝日新書
日本の居酒屋―その県民性

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  • サイズ 新書判/ページ数 208p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784022736604
  • NDC分類 673.9
  • Cコード C0295

出版社内容情報

居酒屋評論の第一人者が、都道府県ごとに居酒屋の個性と魅力を分析し、酔眼をとおしてみた県民性、味覚、旅する理由を語る。

内容説明

居酒屋には、その土地の風土、歴史、産物、文化のすべてがつまっている。たとえば、無口にながく飲む東北人、粋を気取る東京人、女も盛大に酒を飲む高知人、すぐ友達になるが翌日は忘れている博多人。居酒屋の第一人者・30年の集大成。

目次

北海道・東北(北海道―ビールと炉端焼;青森―四つの海の幸と郷土料理 ほか)
関東(茨城―おいしい魚があれども、商売ができない;栃木―山国には山国の居酒屋あり ほか)
中部(新潟―地酒王国の居酒屋はどうなっているか;富山―水よし、酒よし、魚よし ほか)
近畿(三重―お伊勢詣りの精進落し;滋賀―都の隣りの、おちついた風土 ほか)
中国・四国(鳥取―静かな町であればこそ;島根―遠い地に桃源郷あり ほか)
九州・沖縄(福岡―ラテン気質と九州濃度;佐賀―律義できちょうめん、が生んだもの ほか)

著者等紹介

太田和彦[オオタカズヒコ]
1946年、北京生まれ。長野県出身。東京教育大学卒業後、資生堂宣伝制作室にデザイナー入社。広告デザイン関係の受賞多数。89年「アマゾンデザイン」設立。2000~07年、東北芸術工科大学教授。本業のかたわら居酒屋・旅などの執筆活動を行う(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

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gonta19

142
2016/5/1 メトロ書店御影クラッセ店にて購入。 2018/5/28〜5/30 太田和彦さんの47都道府県のセレクト居酒屋集。行ったことのあるお店は、香川の美人亭だけだったかな。他にも良さそうな居酒屋が沢山ある。しかし、1軒くらいしか紹介されていない都道府県もあって、ほんとにそんなに良い店が無いのか?と不思議な感じもする。まあ、あくまで太田セレクトということか。2018/05/30

佐々陽太朗(K.Tsubota)

94
「その土地を知るには居酒屋に行け」 その土地でどのような居酒屋が形成されてきたのか、その居酒屋でどのような酒の飲み方をしているのか、その振る舞いの傾向を見れば県民性が見えてくるというもの。居酒屋礼讃、居酒屋偏愛、居酒屋万能論である。 各県の県民性について太田氏の見立ては決めつけであって、偏向なきにしもあらず。しかし、名居酒屋を選ぶ太田氏の目は確かであるし、そもそも酒飲みの話に公平性や客観性など求めても仕方がないのだ。どんなふうに酒を飲むか、人それぞれでいい。2017/01/12

のぶ

54
全国の居酒屋を渡り歩いている太田さんらしい観察眼で見た、それぞれの県民性を書いた軽いエッセイ。居酒屋という場はフォーマルを離れて素の人間が見られるから書けるのだろうが、人の話をよく聞き、会話もしないとこの微妙な違いは表現できないと思う。BSでやっている太田さん出演の居酒屋探訪の番組を毎週見ているが、そこで毎回、居酒屋の店主に「この土地の良いところは?」と聞くとまず「住みやすいから・・」と帰ってくる。そう、住めば都なんだよね。各県の名店居酒屋も添えられて、酒好きの人には楽しいかも。2016/06/04

かいちゃん

35
僕も全国に出張に行き、その土地の地酒を飲み、その土地の名産を食べることが好きなので「その土地を知りたければ居酒屋に行け」はとてもうなずける。 会津の籠太、金沢のおでん屋、名古屋の大善など行ったことあるお店が10軒以上出てきておもしろかった。2018/11/28

けんとまん1007

17
やっぱり、地元や馴染みのある都道府県のページが力が入る。地元富山は、やっぱり・・・だし、石川・福井もそうそう。新潟は、そうだよね~という感じ。それぞれの県民性とかけあわせての文化論っぽいが、まあ、ページ数の関係もあって、さらっと。居酒屋、また・・・。2016/09/07

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