出版社内容情報
【社会科学/社会】ニートの弟、未婚の姉、非正規の妹、親の資産を浪費する兄……。未婚化や雇用の不安定化で、自立できず、頼る家族も持たない「きょうだい」が増えている。親亡き後は誰が支えるのか? きょうだいの不安定化が幸せを左右する時代がくる。
内容説明
ひきこもりの弟、結婚しない姉、非正規の妹、親の財産を浪費する兄…。非婚化や雇用の不安定化により、自立できず頼る家族もない「きょうだい」が増えている。少子化も進む中、自分の子どもが家族内で唯一の「次世代」というケースも多いだろう。その子どもが、おじ・おばの将来も背負うことになるかもしれない。新たな社会問題「きょうだいリスク」の実態をリポートし、課題と展望を論じる。
目次
第1章 「きょうだいリスク」のリアル
第2章 リスクの背景にある「きょうだい格差」
第3章 「きょうだいリスク」で壊れゆく家族
第4章 家族という檻に閉じ込められる問題
第5章 不安を解消するためにいまできること
第6章 「きょうだいリスク」を引き起こす社会構造
著者等紹介
平山亮[ヒラヤマリョウ]
1979年生まれ。オレゴン州立大学大学院博士課程修了(Ph.D.)。専門は家族とライフコースの社会学、社会心理学
古川雅子[フルカワマサコ]
1972年生まれ、栃木県出身。上智大学卒業。ノンフィクションライター。がん・認知症と暮らし、科学と社会、震災とコミュニティーなどの主題に取り組む(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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