朝日新書<br> 戦国武将はなぜその「地名」をつけたのか?

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朝日新書
戦国武将はなぜその「地名」をつけたのか?

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  • サイズ 新書判/ページ数 276p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784022736437
  • NDC分類 291.034
  • Cコード C0295

出版社内容情報

【文学/日本文学評論随筆その他】福岡、仙台、浜松など現代の都市名の多くが戦国武将によってつけられていたことは案外知られていない。そこには、繁栄や平和を夢見た彼らの願いが込められていた。全国をくまなく歩き、地名の由来によって解き明かされた男達のドラマ。

内容説明

400年以上も前、武将たちはどんな思いを地名に託したのか―激動の戦国時代、武将たちは、自らの治める地を目の前にし、心機一転のために町の名前を変えた。戦国武将が命名した都市を実際に歩き、豊富な地図と写真を交えて、彼らの願いを再発見する。

目次

第1部 戦国武将が名づけた都市名(「岐阜」「安土」、すべては信長から始まった!;「今浜」を「長浜」に変えた豊臣秀吉;「会津若松」をつくった蒲生氏郷;「熊本」に変えた加藤清正;「福岡」をつくった黒田長政;「仙台」をつくった伊達政宗;「浜松」を命名した徳川家康;藤堂高通が命名した「久居」)
第2部 全国に広がる武将の夢(東北に広がる;関東・甲信に広がる;北陸に広がる;中国に広がる;四国に広がる;とっておきの地名)

著者等紹介

谷川彰英[タニカワアキヒデ]
1945年長野県生まれ。東京教育大学教育学部卒業。同大学院博士課程修了。筑波大学教授、理事・副学長を経てノンフィクション作家に転身。文献を丹念に繙き、実際に現地を取材する手法に定評がある。現在、筑波大学名誉教授、日本地名研究所所長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

さつき

32
読友さんのレビューから読みたくなり手に取りました。岐阜や長浜など有名なもの以外もいろいろな地名が登場して面白いです。やはり、縁起をかついで良い字を当てることが多いようです。会津の由来を知らなかったので勉強になりました。2016/05/17

ポチ

29
自分の夢や願望、縁起を担ぐなど武将の想いがこもった地名変更。そうだったんだ!と軽く読めました(^^)2016/05/06

獺祭魚の食客@鯨鯢

22
 地名は土地の履歴書だと思います。古代からの由緒ある呼び名を鉢植え大名が出身地の名前を移植した例(黒田氏の福岡)も多々あります吉祥文字を当てたりして我が世が未来永劫続くことを祈念してつけた名前もあります(伊達氏の仙台)。京からの遠近で上下を付けるといった風情のない国名の命名より、会津や愛媛、兵庫といった記紀に由来する地名の方が物語(ストーリー)性があり楽しめます。  また、東海道五十三次の宿場名と現在の地名を比較すると面白いです。(お試しを❗)2018/04/18

宇宙猫

22
★★ 有名な地名や武将が多いので、それらの説明が長くかんじられ、”なぜ”の部分の扱いが少ない気がする。2016/08/10

18
さらっと読む。戦国時代の終わりとは、それぞれの国の支配者階級がガラっと変わった時でもあったのだなあ。元は隈本だった熊本に、清正が隈には大きなおびえ、辺鄙なところという意味があるから「武将として元気が出ない」(原文ママ)から熊本に変えたというのは知っていたけれど、昨晩真田丸で鮮烈なデビューを果たした清正くんを思い出すと、妙に笑えてくるのだった。仙台は千体仏があったことから、漢詩の「仙台初見五城楼」から仙人が棲まう理想郷という願いをこめて、まーくんが付けたというエピと比べると…。いや、清正はそれでいいのだ。2016/04/11

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