出版社内容情報
【社会科学/教育】天下無敵のお受験の最高峰・慶應幼稚舎。新たに開校した慶應横浜初等部。2校はどう違い、どんな子供が受かるのか、そしてその知られざる実態は? お受験界のカリスマが語る、セレブ名門校の真実。合格の秘訣も満載!
内容説明
天下無敵のお受験の最高峰である「慶應幼稚舎」。新設されたばかりで、まだほとんど情報がない「慶應横浜初等部」。同じ慶應義塾の小学校ながら、この2校はどう違うのか。どんな子供たちが合格しているのか。そこでは、どのような教育が行われているのか。お受験界のカリスマ、異端児などと呼ばれ、おそらく日本一お受験事情に詳しい著者が、二つの名門校の知られざる真実、合格の秘訣に迫る。
目次
第1章 慶應幼稚舎の実像
第2章 慶應横浜初等部の設立―幼稚舎との違いと共通点
第3章 それぞれの入学試験
第4章 「お受験」にまつわる噂と疑問
第5章 慶應ニューヨーク学院という選択
終章 卒業生インタビュー
著者等紹介
石井至[イシイイタル]
1965年北海道生まれ。東京大学医学部卒。Ph.D.外資系金融機関勤務後、息子の小学校受験を通じ、お受験業界の前近代性に気づき、ビジネスとして参入。小学校受験・幼稚園受験のための幼児教室「アンテナ・プレスクール」校長。観光立国推進有識者会議委員、カンボジア観光省アドバイザーなども務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
壱萬参仟縁
16
最終学歴は大事だが、子供の成長のプロセスこそもっと重要だ(7頁)。幼稚舎というが付属小学校(16頁)。田舎者の塾員としては無縁な感じもする。2次試験では親子とも控室に入る。こうなると実際に受験する人にだけ熟読をすればよいのかもしれない(114頁付近)。入るのが難しいため、入ってからは相当なレベルを想定できるが、出てからもそうなのだろうか? 出るのが難しい通教課程を経た者からすると、そんな疑問も湧く。 2015/05/21
はな
3
そのユニークな教育方針からして慶應幼稚舎は間違いなく日本を代表する小学校だ。しかしながら「獣身」を重視するあまり、兎角疎かになりがちな学力を重視した慶應横浜初等部が幼稚舎のアンチテーゼとして誕生した。本書では両校を比較しながら各々の特徴を詳しく論じてある。お受験の参考書としても実用的で面白い。小生も在学中に幼稚舎出身の人と友達になったが、皆んな屈託がなく、明るく、コンプレックスの無い人が多かったという印象がある。巻末の幼稚舎出身者のインタビューでは、木村太郎氏が紹介されていた。小生の生田ゼミの先輩だ。2018/04/06
かずお
2
タイトルから、幼稚舎と横浜初等部の違いについて触れ、こういう学校だと教えてくれる本と思って読み始めたが、残念、お受験本でした。幼稚舎に寄付金で子供を入れるには10億円(ちゃんと慶應では会計報告してるみたいです)、数千万円レベルはあるとすれば裏口レベルというのにはビックリしました。面白い学校です。2014/05/21
mi78621
1
公立校に勤める身としては同じ学校でも、かくも違うのかと感心するばかりで興味深かった。2019/07/28
やましなくん
1
幼稚舎と横浜初等部について大雑把に知ることができる。教育論としても幾つか面白い点があり、一読の価値あり。2016/01/07