出版社内容情報
【歴史/日本歴史】戦いに勝つために、改革を断行するために……組織のリーダーが直面しそうな「状況」に、歴史上の偉人たちはどう立ち向かったのか。坂本龍馬から吉田茂まで、日本史を彩る40人の決断を題材に、人間の生き方・攻め方・しのぎ方を考える。
内容説明
自らの置かれた現状を把握し、それにどう立ち向かえばよいのか。そんなとき、歴史を彩ったリーダーたちの身の処し方が一つの答えを見せてくれる。彼らは、それぞれの「今」をどのように認識し、いかに行動したのか。よい決断を適時に、勇気をもって実行するために、必要な資質とは何か。政治の研究者であるとともに、議員として現実の政策課題にも取り組んだ著者だからこそ描けた、歴史的リーダーの生き方、攻め方、しのぎ方！
目次
第１章 負け戦に臨む
第２章 次の時代を切り拓く
第３章 不遇と強運
第４章 独断専行を知ったとき
第５章 あざやかな決断
第６章 捨てる決断
第７章 引き際と責任
第８章 暗殺という退場方法
著者等紹介
松崎哲久［マツザキテツヒサ］
前衆議院議員。１９５０年東京都生まれ。東京大学法学部卒業、ハーバード大学大学院修了。著書多数。また、湯川裕光の筆名で歴史小説を書き、ミュージカル『異国の丘』『南十字星』などの台本も共同執筆した（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ceskepivo
5
個々の人物の決断の事例を紹介し、読者に歴史観を築くことを勧めている。「良い決断とは、必要な決断を勇気をもって実行することである。同時に、誤った決断をしない洞察力も必要である。」2015/07/26
taa
1
題名と中身が一致していない印象。 各登場人物の一面を学ぶ本というレベルで読むには楽しいかな？ ちょっと昭和史に興味が出てきた。 そういう意味では読んだ価値があったのか？笑2023/05/04
はる
0
リーダー論というよりも、政を為した、過去の人物の紹介といった主旨が強く感じられました。ちょっと思った内容とは違う印象でした。2014/07/15
makio37
0
近世・近代・現代の30人のリーダーの決断と不決断が描かれている。さすがに新書サイズには多過ぎたのか、各人への踏み込みはあまり深くなく物足りない。しかし、正史としての日本史をテンポ良くおさらいできたという意味で無駄ではなかった。何やらキナ臭さが増してきた今日、田中義一・若槻礼次郎・斎藤実の不決断は反面教師として知っておいて良かったし、信長と秀吉・西郷と大久保の違い等も参考になった。ところで、生活の党の元議員でもある著者が「あざやかな決断」で小泉を挙げるのには何か裏があるのか、ないのか。2014/04/02
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