朝日新書 アナウンサーが教える愛される話し方

吉川 美代子【著】

朝日新聞出版（2013/12発売）

• サイズ 新書判／ページ数 222p／高さ 18cm
• 商品コード 9784022735409
• NDC分類 809.4
• Cコード C0281

出版社内容情報

【語学/日本語】ベテランアナウンサーから話し方、伝える方法を学ぶ。司会、スピーチ、プレゼンテーション、謝罪、初対面挨拶などに効果的なノウハウを身につければ、コミュニケーション能力が高まること請け合い。タレント化する「女子アナ」の問題にも触れる。

内容説明

話し方で損をしていませんか。声の出し方を工夫するだけで、新しい「あなた」が生まれます！友だちから敬遠された、仕事で相手を怒らせた…間違えた言い方や表現の仕方で失敗した人に、アナウンサー歴３７年のカリスマ女性アナウンサーが、「愛される話し方」を伝授します。

目次

第１章　アナウンサー歴３７年でわかった「話し方」の大切さ（アナウンサーにあこがれた少女時代；９年ぶりの女性アナウンサー誕生；報道番組中心の生活、そして管理職）
第２章　声は人格を表す（声の出し方を学ぼう；声の魅力を知ろう；練習してみよう）
第３章　愛されない日本語（誤用、敬語、言葉への配慮；やめたほうがいい表現；発音、アクセント）
第４章　話し方で幸せになれる（話の基本；スピーチ、プレゼンテーション；就職活動；営業トークのコツ；インタビュー術に学ぶ）
第５章　アナウンサーの未来（ジャーナリストとしての自覚；アナウンサー志望の学生たち；アナウンサーを育てるということ）

著者等紹介

吉川美代子［ヨシカワミヨコ］
ＴＢＳアナウンサー、ＴＢＳアナウンススクール校長。１９５４年、神奈川県生まれ。早稲田大学教育学部卒。１９７７年、ＴＢＳ入社。「ニュースコープ」「ニュースの森」「ＣＢＳドキュメント」など多くの報道番組の司会者を務め、近年は「ウォッチ！」「朝ズバッ！」など情報番組のコメンテーターとしても活躍している（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[gtn]

著者は下品、傲慢な表現の例として「わたし的には」を挙げる。今では使用する人も少なくなったが、年配者の中で案外生きている。職員ＯＢの臨時職員が職場にいるが、「僕的には」を頻用する。「僕は〇〇な人」も多用する。どんな拘りを持っていようと、どんな人であろうと、別に興味はない。管理職だった現役時代のプライドが無意識に出るのだろうが、耳をふさぎたくなる。

2019/12/26

[ophiuchi]

講演会で聴いた内容とほぼ同じだったけど、こちらの方が辛口で「女子アナ」と「女性アナウンサー」の違いがかなり強調されている。

2016/05/18

[みなず]

私が『いっぷく』を観るようになったからか、TBSを退職された最近の吉川美代子さんに、親近感を持っている。さらに読了後は、大ファンとなった。人間は、声が出る限り、言葉と気持ちを伝える生き物だ。その“声は人格そのものである。”私もゼロの声に魂をこめて、話しかけよう。

2014/11/04

[mochizo]

TBSアナウンサーのトップが書いた本です。そして、おそらく女子アナウンサーの先駆けの人なのでしょう。この本の内容は挨拶の方法論などを書いていますが、一番言いたかった事は昨今の事情の「女子アナ」と「女性アナウンサー」の違いなのでしょうね。わかります、自身が黎明期の女子アナウンサーで色々と男女差別に苦しんだのは。で、いまは発音もしっかりできない「女子アナ」が重宝されるという矛盾。でも、それが世の中なのかもしれませんし、この事実が日本の女性の生かし方ができていないという証拠なのかも知れません。一度ご拝読を。

2014/05/09

[あるぱか]

アナウンサーとしての経験を生かしたハゥトッー本です。話し方としてのポイントは明瞭でわかりやすく、一般的に言われていることが多い気がしました。なんとなく若者批判めいている感じもしますが、不条理なことは書いていないので、ちゃんと受け止めなくてはいけないなと思いました。

2019/09/18