出版社内容情報
【芸術/スポーツ】勝利至上主義が生む体罰、いじめ、そしてマシン化する子供達・・・。「健全な魂」も「フェアプレー」も幻想なのか? スポーツ界にはびこる病理を主に少年スポーツの現場から読み解く。そのスポーツ、子供のためになってますか?
内容説明
幼少のころから「勝ち組」に入ることを強いられる子供たちは、自ら決断することを恐れ、マシン化していく。なぜ日本のスポーツ界には不祥事が絶えないのか?「さわやかで健全なスポーツ少年」は幻想なのか?育成を忘れ、目先の結果を追求する少年スポーツの現場に警鐘を鳴らす。
目次
プロローグ なぜスポーツ指導者はすぐ殴るのか?
第1章 勝利至上主義とマシン化する子供たち(「勝利」のためなら全てを受け入れる;“独裁的支配者”が“救世主”になる理由;個性を殺し、安住を求める子供たち)
第2章 理不尽な指導者と愚かな親(親の身勝手が暴力指導者を支えている;世の不条理はスポーツで学べ?;勘違いの教育観を改めよ)
第3章 世にも奇妙な日本的スポーツ環境(限定された時間・空間の異常な論理;根性、無気力、集団の牽制;メディアがつくる“美しき”スポーツ物語)
第4章 スポーツ系部活動のかかえる闇(顧問という名の独裁者が生まれる背景;“教育”という都合よき大義名分;三年区切りの勝利至上主義がある限り…)
著者等紹介
永井洋一[ナガイヨウイチ]
1955年、神奈川県生まれ。成城大学文芸学部マスコミュニケーション学科卒。スポーツジャーナリストとしてサッカー、教育、スポーツ医科学等の取材・執筆活動を行う。CS放送プレミアリーグ解説者。サッカーコーチとして幼児から社会人まであらゆる年代の指導経験を持つ。現在もNPO法人のサッカークラブ代表として指導の最前線に立つ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
T.Y.
kera1019
Mituya Hasegawa
TOMTOM
Panico