出版社内容情報
金融機関の人って誰のために働いているか知っていますか。当然、給料をもらっている金融機関のためです。お客さんのためではありません。業界を知り尽くしたプロ2人が、さまざまな「騙し」の手口をバラし、損しないマネー防衛法を伝授します。
内容説明
「資産を減らしたくない。できれば少し増やしたい―」超低金利時代に、切実に願うあなたをプロは狙っている!金融機関・FP・評論家・メディアの「罠」をどう見抜くか?本当に必要な保険とは?投信の間違いのない買い方は?個人投資家が知っておきたい、損をしない知恵を伝授する。
目次
第1部 金融機関に騙されるな(保険編―「落とし穴」の仕組み;投信編―勘違いさせる構造)
第2部 金融業界周辺は信じられるのか?(保険編―FP、評論家、メディアの正体;投信編―ニセ情報に振り回されるな)
第3部 こうすれば自分のお金を防衛できる(保険編―「消費者の強み」に気づこう;投信編―景気低迷の今こそ考えること)
著者等紹介
後田亨[ウシロダトオル]
1959年生まれ。長崎大学経済学部卒業後、日本生命などを経て現在、「保険相談室」代表、(社)バトン代表
渋澤健[シブサワケン]
1961年生まれ。テキサス大学卒業。UCLAでMBAを取得後、ゴールドマン・サックス証券などを経て現在、コモンズ投信会長。渋澤栄一の直系5代目(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
yomineko@ヴィタリにゃん
60
ゆうちょ銀行の投資信託でヒドイ目に遭った私。この本を先に読んでいれば!!!全ては自分の勉強不足から来る災いです。保険って掛け捨てでいいですね。私はかんぽもあるんですがこれも別名「ぼったくり保険」と言われているそうです💦ってここには書いていませんが。冷静な目線で分析した本ですが2013年の本なのでデータが古く、鵜吞みにするのはいけないですね。この頃はコロナも予想しなかったでしょうから。2021/03/24
kubottar
17
金融リテラシーを高めないことには物事の良し悪しがわからない。2016/12/16
みんと
7
銀行にとって投資信託を販売する際の2~3%もの販売手数料はかなりおいしい儲けらしい。 他に運用している間の信託報酬もある。 行員の中にはお客さまを騙している気がすると罪悪感を持つ人もいるそうである。 保険と違い目論見書などクリアになっている内容なので、投資する側がしっかり把握する必要があるのだ。 実社名を出し、ズバリ欠点をついているところが明快でわかりやすく良い知識を得られたと思う。2013/08/14
tiki
6
保険も投信も、金融機関が儲ける仕組みを知ること、が消費者にとってはとても大切。加えて、関心を持つこと。「投資はリスクだ」、「保険はみんなが入っているものに」という思考から抜け出すことがもっとも重要。2014/05/31
プリン
6
生命保険と投資信託についての入門書。ニッセイで働いていた後田氏が生保担当、GSで働いていた渋沢氏が投信担当。後田氏は生命保険が消費者の不安を煽る形で販売されていることやその販売手数料の割高さを強調して、保険会社の言うがままに加入することへの警戒を唱えます。渋沢氏も、商品は異なれど、後田氏と同じスタンスで投信を論じます。初心者向けですが、初心者には実に有用。おすすめの保険なども紹介されていて、こういのは助かります。自分の加入している保険を見直そうと思っていたところなので、読んで良かったです。2013/03/07