出版社内容情報
パナソニック、ソニー、シャープ。日本を代表する家電3社が決算でそろって大赤字を出し、経営トップが交代した。技術では韓国、台湾に、価格では中国に敗北した日本の家電業界に、もはや未来はないのか。瀬戸際であることは認めつつ、パナソニックOBの著者は「松下幸之助の教えに学べば、十分、復活できる!」。敗因を分析し、幸之助の経営手法と数々の名言から、復活の具体策を提言していく。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kinkin
16
要は人材ということ。もう日本に人を作る会社なんて存在しないね。2014/04/14
Naota_t
3
★3.7 わかりやすい。ただの松下幸之助万歳的な本ではなく、今の家電メーカー、パナ、シャープ、ソニーなどの問題点をアメリカねの販売方法や、他社と比較して述べている。確かに日本の家電メーカーはバブル時代の成功体験に慣れすぎ、国内市場に目を向けすぎていて、成長が止まっている。(むしろ後退?)それについて具体的な提案、改善が書かれていてどれも納得だった。アパレルもまさに同じだ。チャネルも百貨店に頼りすぎ、世界にも閉鎖的だ。読んでいて耳が痛かった(・・;)2016/12/20
tak
3
たしかに、幸之助翁も悔しいだろうなぁ。グルメランキングなんて、製造メーカーはよく見て参考にした方が良いねぇ。2013/04/05
Kentaro
2
日本企業のデジタル化への対策の遅れ、グローバル生産体制構築における水平分業への乗り遅れ、リストラ経営に片寄り、大切な人材を韓国台湾中国に流出してしまったこと、規格競争によるお客様目線の欠落などが指摘されています。 今からでも遅くない、成功するまでやってみよう。こう考えさせられる一冊でした。2017/09/15
ハザマー
2
日本の家電メーカーが揃って時代に乗り遅れた 理由、原因は理解できたが、その渦中にいた人 である気もする。 過去の成功体験を変えることが出来なかった企 業のあり方、グローバルな考えできる人材が なかったのでしょうね。2014/03/15