朝日新書<br> 蕎麦屋の常識・非常識

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朝日新書
蕎麦屋の常識・非常識

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  • サイズ 新書判/ページ数 198p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784022734556
  • NDC分類 673.9
  • Cコード C0295

出版社内容情報

蕎麦のうまさの決め手は何か。蕎麦つゆにどっぷり浸すのはやはり邪道なのか。挽きたて、打ちたて、茹でたてのいわゆる「3たて」がうまいのか等々、長年、蕎麦の取材を重ねてきた著者が蕎麦屋の常識・非常識を説き、本当にうまい蕎麦とは何か、深淵な世界を綴る。

内容説明

蕎麦好きなら知っている、いわゆる「蕎麦屋の常識」は本当に、本当なのか。通をも唸らせるうまい蕎麦屋の見つけ方とは。知れば知るほど、蕎麦がもっとおいしくなる。そんな奥深い蕎麦の世界を巡る旅をお楽しみください。

目次

第1章 「藪蕎麦」を知れば蕎麦がわかる(江戸っ子も楽しんだ「蕎麦の食べ歩き」;時代を超えて生き続ける「藪蕎麦」の暖簾 ほか)
第2章 蕎麦屋の常識・常識(意外に多い蕎麦の常識;「きそば」?「なまそば」? ほか)
第3章 蕎麦のうまさは、どこからくるのか(素材の持ち味を引き出す;ソバの栽培は、痩せた土地がよい? ほか)
第4章 手打ち蕎麦と機械打ちの蕎麦(機械打ちとは、どういう蕎麦か;『神田まつや』の始まり ほか)
第5章 蕎麦屋の個性を楽しむ時代(職人の技を楽しむ;鶴が機を織る音が聞こえてきそうな蕎麦屋『大名草庵』 ほか)

著者等紹介

片山虎之介[カタヤマトラノスケ]
1950年長野県生まれ。73年より写真家として、その後文筆業、編集者など、幅広く活動を展開。『サライ』特集記事を企画から担当するなど、主に食の分野の取材に携わる。おいしい蕎麦を楽しむためのサイト「蕎麦Web」主宰(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

kinupon

47
蕎麦に関するウンチク。確かにそうだと思うところ多々あり。2020/02/24

ようはん

17
もっと歳を取ってから蕎麦屋巡りはしてみたいと思っているが、この本の蕎麦に関する蘊蓄の量は多く蕎麦を知りたい人なら結構為になる内容。自分の住む福島県なら会津地方の蕎麦文化に触れており、年越しではなく正月に蕎麦を食べる伝統があったのは今まで知らなかった。2022/07/26

たくのみ

16
蕎麦をめぐる薀蓄の数々。「やぶ蕎麦」「更級」「二八」そして各地のご当地蕎麦。それぞれの歴史とこだわり。「そば」「蕎麦」「ソバ」の違い。「挽きたて、打ち立て、茹でたて」がホントにうまいのか。実はすこし寝かせたほうが上手い。「ソバは蠅が三匹たかったら刈れ」「ソバは刈られても気づかない」という収穫の格言の意味。畑から客の口に入るまでには無数のハードルが存在する。素材の持ち味を、いかに落とさずに届けるのか。機械打ちにもおいしいソバはある。ああっ!会津と出雲の蕎麦、食べに行きたい。2015/12/12

めんま

10
どうも蕎麦屋には、「つゆは麺の先にちょっとだけつけて食べるものだ」とか「あまり噛まずに食べるものだ」といった暗黙の常識が漂っている。この本は、そのよく分からない常識の「何故?」に平易に答えてくれる。常識は常識なりの理由があったり、あまり気にしなくていい常識もあったりすることを知ることができる。2021/03/21

ちくわん

7
蕎麦の本2冊目。ソバを育てるところから収穫して、そば粉にし、手打ち・機械打ちで蕎麦にして、つゆのつけ方・食べ方まで。蕎麦に関して、X軸に日本各地の郷土蕎麦、Y軸に日本の歴史をとり2次元で深く語っている。作者の本業が「あとがき」で写真家さんだと知った。どうりで蕎麦の写真がうまいわけだ。蕎麦のうんちくに興味がある人には必須本だが、普通の人には。。。取り敢えず、今日のお昼はスーパーで買ったありきたりの蕎麦にしようと思う。2018/04/29

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