内容説明
「知床で夢を買いませんか」この呼びかけで、運動が始まったのは33年前。ふつうの人びとが1区画あたり8000円を出し合って大自然を乱開発から守り、森をよみがえらせる―。訴えかけた人たち、それに応えた全国の人たち。胸をうつドラマのすべてが、ここにある。
目次
第1部 知床で夢を買いませんか(藤谷町長、「夢」を追う;運動の広がり;土地を買い取る;開拓地での生活;伐採問題が残したもの)
第2部 知床で夢を育てませんか(森づくり憲法;支えあうトラスト団体;参加者との交流;世界自然遺産をめざす;未来になにを残すか)
著者等紹介
辰濃和男[タツノカズオ]
1930年東京生まれ。東京商科大学(現一橋大学)卒、朝日新聞社入社。編集委員、論説委員などを歴任。1975‐88年、「天声人語」を担当
関根郁雄[セキネイクオ]
1941年北海道生まれ。斜里町役場で「100平方メートル運動」を担当課長として推進。総務部長、助役(副町長)を歴任。知床の世界自然遺産登録にむけ尽力した。現在、(財)知床財団理事長
深沢博[フカサワヒロシ]
1952年生まれ。上毛新聞社から朝日新聞社入社。北海道報道部デスク、西部本社写真部長などを経て、根室支局長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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