朝日新書<br> 芥川賞を取らなかった名作たち

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朝日新書
芥川賞を取らなかった名作たち

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  • サイズ 新書判/ページ数 244,/高さ 18cm
  • 商品コード 9784022732583
  • NDC分類 910.26
  • Cコード C0295

内容説明

第一回芥川賞選評で、「生活の乱れ」を指摘された太宰治。受賞の連絡を受け、到着した会場で落選を知らされた吉村昭。実名モデル小説を「興味本位で不純」と評された萩原葉子…。「私小説を生きる作家」として良質な文学を世に問い続ける著者が、芥川賞を逃した名作について、その魅力を解き明かす。

目次

太宰治「逆行」
北條民雄「いのちの初夜」
木山捷平「河骨」と小山清「をぢさんの話」
洲之内徹「棗の木の下」
小沼丹「村のエトランジェ」
山川方夫「海岸公園」
吉村昭「透明標本」
萩原葉子「天上の花―三好達治抄―」
森内俊雄「幼き者は驢馬に乗って」
島田雅彦「優しいサヨクのための嬉遊曲」
干刈あがた「ウホッホ探検隊」

著者等紹介

佐伯一麦[サエキカズミ]
1959年宮城県生まれ。仙台一高卒。上京し、週刊誌記者などを経て電気工として働きながら執筆活動を続け、84年『木を接ぐ』で海燕新人文学賞受賞。『ショート・サーキット』(野間文芸新人賞)、『ア・ルース・ボーイ』(三島由紀夫賞)、『遠き山に日は落ちて』(木山捷平文学賞)、『鉄塔家族』(大佛次郎賞)、『ノルゲ』(野間文芸賞)ほか著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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