内容説明
京都の寺社はなぜ人々を引きつけるのか―狸谷山不動院に始まり、釘抜地蔵、千本ゑんま堂、赤山禅院、御蔭神社、六道の辻、伏見稲荷大社まで、心理学的・宗教学的視点で、それぞれの土地の魂にアクセスし、「癒し空間」のパワーと魅力を再発見する。
目次
序章 癒しの伝統とリソースの再発見
第1章 山頂への旅は、心の奥への旅―狸谷山不動院
第2章 町中に突然開ける別世界―釘抜地蔵・千本ゑんま堂
第3章 壮大な旅を支える異郷の神―赤山禅院
第4章 平安京のあけぼのの地―御蔭神社
第5章 「この世」と「あの世」をつなぐ―六道の辻
第6章 聖なる山に無数の「マイゴッド」―伏見稲荷大社
終章 「癒し空間」と日本人
著者等紹介
河合俊雄[カワイトシオ]
1957年生まれ。京都大学大学院教育学研究科博士課程中退。Ph.D.。京都大学こころの未来研究センター教授。臨床心理学
鎌田東二[カマタトウジ]
1951年生まれ。國學院大學大学院文学研究科博士課程修了。文学博士。京都大学こころの未来研究センター教授。宗教哲学・民俗学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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きつねこ
26
心理学的、宗教学的視点で、京都の寺社はなぜ人々をひきつけるのかを語った新書。ずっと引かれていた伏見稲荷大社の項だけじっくり読み。先日やっと参拝しましたが、稲荷山に心酔。鳥居と塚、いたるところにあるお稲荷さんは、著者いわく神霊コンピューター。神経細胞のニューロンネットワークのごとく、全国各地から奉納されたお塚が所狭しと密集していて、各峰峰と本社のあいだをつなぐのは朱の千本鳥居。お金あったら自分名義の鳥居を一基(→新解さんによると、鳥居の数え方は一基だそうです。便利だ、新解さん)奉納したいなあ。2014/12/20
B.J.
7
●千本ゑんま堂 :閻魔大王が、左右に検事役の司命尊と記録役の司録尊を従えて、安置されている。 →閻魔大王の舌を出した怖ろしい表情は、審判を受けている人を地獄に落とさ ねばならないときに、閻魔さまが辛いので、灼熱の液体を飲み、「地獄」という断末魔のような声を発する。その声を聞いて、地獄の獄卒たちが拷問の手を一瞬ゆるめる。▼つまり閻魔様の怖ろしい表情は、実は慈悲の表れなのだという。厳しさは実は慈悲につながっており、慈悲で裏打ちされていることを知って、閻魔さまの表情を見ると、改めて感動させられる。・・・本文より2020/03/17
DERIA
1
京都観光がなぜここまで人気なのか。それは人が癒されるからだというのですが、そんな理論を必要とするのが学者なんだとよく分かりました。コピーが置かれてることに疑問を感じるのは賛成。本物の持つ力は大切だと思う。2014/03/02
チューリップ
0
こういう本を読んでいると、京都に行きたくなる。2011/07/21
takao
0
ふむ2025/02/03




