朝日新書
中南米が日本を追い抜く日―三菱商事駐在員の目

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  • サイズ 新書判/ページ数 223p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784022732170
  • NDC分類 302.55
  • Cコード C0236

内容説明

動乱期をくぐり抜け、高度成長の波に乗り、「2万%」のハイパーインフレも克服。「世界の台所」の座をうかがう。BRICsの「B」、VISTAの「A」。世界中の投資家が熱視線を注ぐ中南米が、日本経済を追い抜く日も近い…!?商社マンたちが見た、いま最も熱い大陸の最前線。

目次

第1章 世界の食料庫―ブラジル、チリ、アルゼンチン、パナマ
第2章 資源・エネルギーの宝庫―チリ、ブラジル、アルゼンチン
第3章 石油とナショナリズム―ベネズエラ、キューバ
第4章 新自由主義の実験場―チリ
第5章 先住民のうねり―ボリビア
第6章 テロとの戦い―コロンビア、ペルー
第7章 知られざる先端産業―ブラジル

著者等紹介

石田博士[イシダヒロシ]
1970年、岡山県出身。筑波大学社会学類卒。大学在学中の92年、日本ブラジル交流協会の1年間の研修制度に参加し、サンパウロ近郊の市役所や邦字紙「日伯毎日新聞」(現ニッケイ新聞)などで研修する。94年朝日新聞社入社。横浜支局、東京本社社会部をへて2005年9月からサンパウロ支局長。ペルー日本大使公邸占拠事件やサッカー・ワールドカップ日韓大会、アテネ五輪、フジモリ元ペルー大統領の送還問題などを取材してきた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

中島直人

10
生の経済の息吹を感じることが出来る、単なる読み物としても普通に面白く読めた。10年前の本だが、本質的なところは何も変わっていないのではないか。日系人の存在もあり国民感情も親日的であること、相互補完出来るお互いの産業構造を鑑みても、もっと協力を深めていくべきではないかとの意識が強くなる。2016/11/26

M@s@ki

2
あくまで企業側からみた所感であり、表に出て来ていない情報もあるとは思うが、中南米の各国の歴史、産業、またなぜ中南米を注目しているのかがわかる。産業の分野別にまとめてあるのも、読み返しし、理解するのに役立った。2011/11/30

Humbaba

2
自分の知らない国であれば,正しい情報を得る前に印象のみで結論をだしてしまうことが多い.しかし,そのような印象は実際に体験してみれば大きく変化する.中南米の国であっても,真面目な国民性で,日本を追い抜こうとしている国はいくつもある.また,政情も不安定なばかりではない.2011/05/13

hatagi59

1
色々と知らない事が多く、知識面で非常に役立った。 中南米って食料、自然の宝庫、ラテンの明るいキャラクター、サッカーというイメージがあったのだけど、豊富な天然資源、高等教育における女性の割合が高い、日本人が持っているイメージ程、当該国の治安は悪くない等、全然分かっていない事が沢山あったな。 その中で特に印象に残ったのは、ベネズエラのガソリン代がリッター5円以下、大体の国において高等教育における女性の割合が50%以上、チリ、ブラジルでは世界的レベルのITサービスがある、ほとんどのコロンビア人は誠実で穏やか。2014/05/20

ダフニス

1
記述は大雑把だが、新書で中南米が扱われたことは画期的。2008/06/19

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