朝日新書<br> 親たちの暴走―日米英のモンスターペアレント

電子版価格
¥760
  • 電子版あり

朝日新書
親たちの暴走―日米英のモンスターペアレント

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 新書判/ページ数 232p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784022731999
  • NDC分類 374.6
  • Cコード C0237

出版社内容情報

親たちの暴走は、日本だけの現象ではなかった……。米国では、携帯電話などを駆使しわが子を監視する「ヘリコプターペアレント」が、英国には、教師に暴力を振るう「フーリガンペアレント」が増殖中。教育問題に精通するジャーナリストが、豊富な実例をもとに他国と日本を比較し、現代社会の「闇」を指摘する。

内容説明

クレーム社会、親の高学歴、少子化による、「わが子は、かわいい王子様、お姫様」現象…。徹底した取材によって浮き彫りになる親たちの声、先生の声、自治体の対策を紹介し、教育現場の闇を指摘する。米国(ヘリコプターペアレント)、英国(フーリガンペアレント)情報も満載。

目次

第1章 今、学校で起こっていること―モンスターペアレント(親から寄せられた苦情・クレーム例;追いつめられた教師たち ほか)
第2章 動き出した自治体(具体的な対策;対症療法と同時に根本的な解決を)
第3章 アメリカのヘリコプターペアレント(ヘリコプターペアレント;「ヘリコプターペアレント」にならないために)
第4章 イギリスのフーリガンペアレント(フーリガンペアレント;客からの苦情―「公」への攻撃 ほか)
第5章 「モンスターペアレント」と呼ばせないために(子どもと話そう;子どもとの摩擦を恐れない ほか)

著者等紹介

多賀幹子[タガミキコ]
東京都出身。お茶の水女子大学文教育学部卒業。企業広報誌の編集長を経て、フリージャーナリスト。1983年から5年間ほどニューヨーク、95年から6年間ほどロンドン在住。女性、教育、異文化をテーマに執筆。NHK出版「すくすく子育て」の連載は7年目(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

金吾

22
日本のみならず米英の状況も書いているのが良かったです。クレーマーは虚栄心が高く、自制が効かない人かつ弱い人が多いように思います。ただこの本の例にあった先生が子供を売春婦呼ばわりはダメだと感じました。2024/07/25

香菜子(かなこ・Kanako)

12
親たちの暴走 日米英のモンスターペアレント。多賀幹子先生の著書。アメリカやイギリスのモンスターペアレントのほうがより単純明快で対処がしやすいように思います。日本のモンスターペアレントは陰険で陰湿だから対処もしにくいし、精神的苦痛や精神的疲労も大きいのかな。日本の教師が鬱病などの精神的な病気、精神疾患に陥ることが多いのは、このこととも関係がありそう。 2018/07/12

Humbaba

6
モンスターペアレント,ヘリコプターペアレント,フーリガンペアレント.国々によってその呼び名は異なるものの,実態としては同じものである.子供を大切にすることは悪いことではない.しかし,薬も過ぎれば毒となる.適切な距離を取れるようにしなければいけないだろう.2010/10/21

Kaz

5
他国でも似た事例があるのに驚き。現場は本当に大変なことになっています。2017/11/17

夜宵 秋

3
タイトルや帯のあおりとは違って中身は保護者視点の話も交えつつな感じ。 親も、学校も、こうしていくべきという点はあるけど、隠れがちな「暴走親に特に抵抗がない、むしろ何とかしてもらおうと思っている子ども達」にも焦点が当てられていて興味深かった。2012/03/06

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/358703
  • ご注意事項

最近チェックした商品