出版社内容情報
ニッポンの少子化はなぜ止まらないのか。働く男女の性生活の真相に迫る。
夫婦は何がきっかけでセックスレスになるのか。正社員か否か、所得の違いや仕事のストレスはどう関係するのか。気鋭の経済学者が、日仏両国で「セックス」を精力的に取材するジャーナリストと強力タッグを組み、働く男女の性生活に迫る。『AERA』が20~50代の男女800人に行った本邦初「仕事とセックス」意識調査の徹底分析とルポで、日本社会を蝕む男女問題、少子化問題の核心を突く問題作。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
海月
73
他の本の合間に読んでたら結構時間がかかってしまった…。なぜ日本人はセックスレスになっていったのかをいろんな角度から論理的に書いた本でした。新書というより論文に近い感じの切り口ですかね。結果としては要因は色々ありそうだけどやっぱり日本人はコミュニケーションよりも子作りって観点でしかみてないのかもしれないですね。低所得や仕事の疲れ…結局日本人らしさがレスに影響を及ぼしてるんだろうなと感じました。2023/03/02
Hiroki Nishizumi
4
あまり深い内容はなかった。セックスレスで良いのか、とか労働環境は良い方が好ましいとか。2019/11/08
カモメ
2
わたしはセックスレスが必ずしも批判すべき事ではなくセックス以外の事に楽しみを見出していたら幸せな事だし「女の幸せ」とかどうでも良いですが、仕事に挫折があるかないかによってセックスの有無(プライベートの生活)が左右される現状があり、仕事によってわたしたちの生活、人生は左右されてしまっていると感じます。本の主題ではないけど、日本はセックスレスが問題になっているわりに不倫はグローバル・スタンダードなので、日本人にとってセックス、夫婦とは何なのだろうと思いました。労働時間が長いほど不倫が多いという現状も興味深い。2019/03/21
すうさん
1
本のタイトルにびっくりして購入。セックスレスと仕事の関連性を論じている。内容的にデータ収集がしにくい分野なので、「よく遊び、よく学ぶ」情熱的でポジティヴなひとがセックスレスになりにくいと常識的な結果だった。セックス論というより、仕事と人生のバランス、つまりワークライフバランスを論じている。人生のなかで「無駄なもの」「遊びのぶぶん」を大事にするように意識していれば、仕事という社会的な役割や個人的な関係、とくに異性間の結びつきの根幹にあるセックスも、それのよる少子化への歯止めにも役立つというもの。2015/06/10
Masaki Yamamoto
1
本屋でブラっとしてた時、タイトルに目が奪われた。。ぎょ!! この二つに何の関係が?? ががが…、 現代日本の最重要問題である少子化と最近若者の間でも深刻になりつつあるセックスレス。。 これらは、仕事と深~い関わりがあるというお話でした。 ほとんど、既婚者を対象にした分析だったが、勉強になった。今から結婚していく同年代のみんなには是非読んでほしいと思う。 特に女性の方には自分の将来のためにも読んでほしい。もちろん男も読むべきだ。 重要です。 2007/03/07