朝日新書
地方銀行消滅

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  • サイズ 新書判/ページ数 221p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784022730961
  • NDC分類 338.61
  • Cコード C0234

出版社内容情報

【社会科学/経営】全国の地方銀行が人口減少による経営先細りに苦しみ、一斉に統合・再編に走り始めている。10年後には計105行が28のグループに姿を変えるだろう。「生き残る」地銀は!?  元敏腕バンカーの著者が大胆に予測する。地域別「列島再編チャート」付き。

津田倫男[ツダミチオ]

内容説明

銀行名が消え、組織も行員も消える―再編の奔流を、いかに乗り切るか?全国6ブロックの新勢力図を発表!地銀、第二地銀の計105、大手信金をあわせて140ほどの金融機関が5年後には20~30に再編・統合されてしまう。人口減少がもたらした「金融戦国時代」に生き残るのは、どこか!?その理由は!?元・敏腕バンカーが大胆に予想する。

目次

プロローグ―「地銀戦国時代」が始まった
第1章 本格的に動き出した再編―当局の衝撃発言
第2章 なぜ再編に向かうのか―再編に突き進む四つの要因
第3章 再編予想の五つのポイント
第4章 再編予想PART1 東日本編
第5章 再編予想PART2 西日本編
エピローグ―どんな地方銀行が生き残れるか

著者等紹介

津田倫男[ツダミチオ]
1957年、島根県生まれ。(株)フレイムワーク・マネジメント代表。一橋大学、スタンフォード大学ビジネススクール卒業(MBA取得)。都市銀行、外資系銀行などに22年間勤務後に独立して現職。M&A、新規事業開発、海外進出など企業へのアドバイザー業務を行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

KAZOO

102
つい最近出たばかりのかなり独断的な本です。著者は元銀行員ということですが、かなりドラスティックに近未来の金融地図を書いています。それはいいのですが、若干資料に間違い(三重銀行をみずほ系といって第三銀行と取り違えていたり)があったりでかなり急いで書かれたのではないかと思われます。まあ資料としては結構面白いものだということですが、経済週刊誌の域を出ていません。2016/09/14

ばんだねいっぺい

17
勝ち組の銀行を選べと言われても。2016/09/13

Taizo

6
地方銀行・第二地方銀行・大手信用金庫を合わせた140。少子高齢化に呼応する形で縮小するマーケット。世の中の盛衰が業績に反映される銀行業は、厳しい状況に置かれている。元バンカーの筆者が、今後を見据えた時に想定される再編の様相を大胆に予想した一冊。観点は5つ。地政・人脈・体力・基盤・歴史。体力と基盤は他企業でも当然の観点ではあるが、地政・人脈・歴史がそこに同列に並ぶことが特徴的。特に地政。地域に根を張る地方銀行だからこそ。今後付き合う銀行は選んだ方がいい、と一般読者に向けたメッセージもあり。2024/02/07

ちくわん

6
著者2冊目。ん~ん、ここまで具体的に記述されると「怖い」としか言えない。2016年9月発刊で、現時点では的中・不的中が混在する。日本の少子化は本日「こどもの日」の朝刊にも掲載されており、地方銀行のみならず、あらゆる企業、自治体、さらには国家として存続を考え、行動しなければならない時期に来ている。自分の今後の人生の不安は増すばかりだが、今に「しがみつく」ことなく、自分の力を活かすことで、これからも「生活の糧」を得続けていこうと励まされた。まずは「化石燃料と原子力」以外の実用的な発電技術の開発に投資しよう。2018/05/05

加藤晶也

5
地銀が消えるとか、再編が進む、とかいう話は若干食傷気味。と言いつつ読んでしまった。それぞれの金融機関が何をしようとしてるのか、どう生き残ろうとしてるのか、もう少し丁寧に「今」を切り取ってほしいところ。2016/09/22

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