出版社内容情報
[創作]
奥泉光 印地打ち
志川節子 昔日の光
工藤千尋 ファム・メゾン
[インタビュー]
江國香織
言葉の要請から物語が生まれる
聞き手 町屋良平
[連載インタビュー]
石田夏穂
自分より人の話をしたい時代に
インタビュアー 倉本さおり
【第10回】林芙美子文学賞発表
受賞作
大原鉄平 森は盗む
佳作
鈴木結生 人にはどれほどの本がいるか
選評
井上荒野 「ふつう」の小説
角田光代 幻想と現実
川上未映子 たしかな詳細
[エッセイ]
<TRIP体験>
榎本憲男 歩行と気づき
小泉綾子 宇宙に放つ
北沢陶 ややこしくも、愛着を捨てきれない国
<PERSON>
乗代雄介 ハリー・ニルソンの追想
[連載評論]
高橋源一郎/たのしい知識
[連載エッセイ]
穂村 弘/この漫画のここが好き
[連載小説]
真保裕一/共犯の畔
あさのあつこ/飛燕
早見和真/問題。――以下の文章を読んで、家族の幸せの形を答えなさい
田中慎弥/死神
神林長平/上書きされた世界――The Overwritten World
[季刊ブックレビュー]
鴻巣友季子
スランプ創作論――脈動、そして微光
森見登美彦『シャーロック・ホームズの凱旋』
吉田大助
移動の作家、居場所の作家
宮内悠介『国歌を作った男』
年森瑛
他者を物語るということ
長井短『私は元気がありません』
[クロスレビュー]
江南亜美子/不可逆性という世界の残酷さに抗して
江國香織『川のある街』
柴崎友香『続きと始まり』
倉本さおり/レペゼン〈いま、ここ〉
小泉綾子『無敵の犬の夜』
大田ステファニー歓人『みどりいせき』
[文芸季評]
中村真理子/相手はコンピュータ? 幽霊? それとも……
[エンターテインメント季評]
高津祐典/我々はどう怒るか
[報道の現場から小説を読む]
市田 隆/戦後の歪みと病巣を炙り出す冒険活劇
長浦京『1947』
[本と書店をめぐる物語]
高頭佐和子/時代を超えて阿部定を代弁する純愛小説
村山由佳『二人キリ』
[永江堂書店]
永江 朗/平和を構築する10冊
第11回林芙美子文学賞〈予告〉
執筆者紹介・画家紹介