出版社内容情報
がんの最新「薬物療法」を網羅したムック。新薬の解説を徹底しており、20以上のがんの先端的治療法がよくわかる。国民2人に1人ががんにかかる時代、がん患者1人ひとりに合った薬を用いる「個別化療法」に向け、分子標的薬を中心に、どんなタイプのがんに効果があるかというレベルでの治療が可能になってきた。「効く人にだけ投与する」から「あなたに効くのはこの薬」という答えを得て処置できる時代にはいってきたのである。また、再発や転移防止に欠かせない薬物療法は、副作用対策でも最新のものは苦痛が少なく、抗がん剤への誤った認識を改めることができる。通院治療が増えて日常の過ごし方や、医療費の負担を減らす制度の活用、心のケアも内容としている。がん研有明病院・畠清彦部長を中心に執筆。