感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
いおむ
10
お祖母様とじっちゃんの若き日のゴールがようやく見えた!「毒の皿」の律が虐げられても環さんを護ってたのがかっこ良い。
だけど松本
4
開さんったらどんだけ失踪好きなの。2019/05/18
ワタナベ読書愛
0
2012年刊行。2009~2010ネムキに掲載された7話を収録。自然現象や怪奇現象の原因が妖怪だった、という感じの話が印象に残った。人間の世界と、妖怪たちの世界では見えているものや価値観が違う。同じ現象を別の角度から見ている気分になって、意外な発見があった。怪奇現象だけではなく、普通の人間の犯罪も絡んできたりして、物語が複雑な作品もある。怪談というよりもミステリーに近い。さして美人でもない人が、勘違いしている場面など、滑稽で笑えるところもあり。いろんな要素がいっぱいに詰まった、読み応えのある作品ばかり。2025/08/16