感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
たまうさ
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永井路子の『北条政子』を読み込んでいるな、と思わせる。2017/07/17
星落秋風五丈原
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例え後に『尼将軍』と呼ばれても、史実としてはこの駆け落ちと、承久の乱における御家人への叱咤激励くらいしか、彼女の出番はない。ところが本書では違う。常に夫の最大の理解者として側にあり、政治に関わる。義経を追放する際にも、周囲からは非情とも思える決断を下す頼朝の胸中を察して、「揺らいではいけない」と支える。寺の落慶法要の際には、部下の妻も必ず同席させるよう取り計らい、奥州討伐においては、自分と近親者がお百度参りする事で、為政者の頑張っている姿を鎌倉の民に見せるパフォーマンスを考案する。2004/05/20
Mariamaniatica
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市川ジュンの描く北条政子。頼朝が美男過ぎるのが?ですが、相変わらずキャラクターが魅力的に描かれていて読ませますね。源氏については一度何か史料的な物を含めて小説で読みたいと思います。2012/04/19
あれぐり
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歴史ものとしては取り上げられる機会の多い北条政子だが、フェミニストっていうか、女性の意識を高めさせるって視点が強調されていて、市川さんの魅力がよく出ていたように思う♪2009/08/23
kujira
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歴史モノだけど読みやすい。キャラがちょっと現代風にリライトされてるからか、元々先進的な考えの人達だから読みやすいのか……2009/01/13