出版社内容情報
「だからわかるシリーズ」が文庫になって読みやすく再登場! コロナ情勢やアメリカ大統領選など最新情報も盛り込み、いっそう “今がわかる”内容に。ヨーロッパ、東アジア、アメリカ……などエリア別の章だてだから歴史の流れがよくわかる。オールカラーで、写真・図解たっぷり。
内容説明
世界史は“エリア別”に読むと時代の流れがもっとよくわかる!「東アジアと中国史」「ヨーロッパ史」…といったようにエリアごとに章分け。複雑な歴史トピックも、サクサク読める。オールカラーの地図×年表×チャート×写真で歴史が立体的に見えてくる。学び直しにも!
目次
第1章 文明の興り
第2章 中国と東アジア史
第3章 ヨーロッパ史
第4章 イスラームと西アジア・インド史
第5章 アメリカ合衆国と南北アメリカ史
第6章 アフリカ史
著者等紹介
祝田秀全[イワタシュウゼン]
東京都出身。歴史学・映像文化論専攻。元・聖心女子大学講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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esop
64
五賢帝時代までローマは「パクス=ロマーナ(ローマの平和)」と呼ばれ繁栄/哲学・芸術に優れたギリシア、法学・建築を発展させたローマ/遠隔地貿易は商品の種類・取引額を大きく増大させ「商業革命」を引き起こす/カルヴァン「世俗の職業は神から与えられた使命」として勤労に励むように説いたーマックス=ヴェーバーはこうした倫理が資本主義社会を形作ったと論考/1853年ロシアは聖地イェルサレムの管理権を要求してオスマン帝国と開戦=クリミア戦争/イェルサレム、ユダヤ人→嘆きの壁、キリスト教徒→正墳墓教会、ムスリム→岩のドーム2024/11/24
かっぱねこ
5
エリア別で分かりやすい。物語としてサクサク読めます。 15、6世紀に日本の銀の生産技術が上がり、世界の産出量の3割を占めていて、その銀・金などの流通で貨幣経済の基礎ができ、ヨーロッパの封建制度が崩れたという話や、日露戦争で日本が事実上勝利したことでロシアが南下できなくなり、その矛先をヨーロッパに向けたので第一次世界大戦のきっかけとなったという話に驚いた。 日本が世界の歴史に与えた影響は意外と大きい。 日本が清や朝鮮に対して、列強の真似をして植民地政策をとったのは、時代の流れとはいえ酷いなと。 2021/01/07
ティグアン
2
日本史専攻だったが社会人になり教養として世界史にの触りだけでもという人にピッタリ。山川の教科書は細か過ぎるがこの本は流れを把握するのにちょうど良い内容。興味ある時代やエリアは学びなおすというスタンスでOKかと。2024/08/25