朝日エアロ文庫<br> 魔女は月曜日に嘘をつく〈2〉

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朝日エアロ文庫
魔女は月曜日に嘘をつく〈2〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 310p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784022683120
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

【文学/日本文学小説】北海道のハーブ園に住む自称魔女の卯月杠葉は、他人の感情と嘘を見抜く力を持っている。彼女の下で働く俺は、訪れるお客の抱える悩みを解くことになり……。「櫻子さん」シリーズ著者のキャラミステリー。今回も北国の美味と謎があふれています。

内容説明

彼女はいつだってハーブの匂いがする―そして少しの謎と嘘。自然豊かな北海道で、ハーブ園を営む「魔女」の杠葉さんは、人の言葉に隠されたあらゆる嘘を見通してしまう。ところがそんな彼女にも、誰にも明かしていない秘密があり…。ココロ癒すキャラミステリ、第2弾。

著者等紹介

太田紫織[オオタシオリ]
北海道札幌市出身、小説投稿サイト、E★エブリスタにて発表した『櫻子さんの足下には死体が埋まっている』でE★エブリスタ電子書籍大賞ミステリー部門(角川書店)受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

もも

42
シリーズ2巻目。季節は夏から秋、そして冬へ。1巻目で杠葉の頑なさに読みにくさを感じましたが、2巻目はあまりそう感じませんでした。どの話も面白かった。ついに踏み込んだ『フクロウの丘』の経営事情。杠葉はちゃんとしてるというけれど、端から見て違和感だらけ。何とかしようとする犬居さんだけど、杠葉は頑なです。スポンサーのあの人は杠葉を守ろうているようだけど、その状態は歪だなあと思う。その辺りの事情は次巻かな?スピカがとても可愛く癒しでした。とりあえず頑張れ犬居さん!2016/09/02

よっち

36
収入を安定させようとする犬居とお金にこだわらない現状維持を良しとする杠葉が、小さなすれ違いを曖昧なままに積み重ねていってしまう第二弾。根本的なところで同じ方向を向いていない二人がきちんと話し合わなければ、いずれその二人の衝突は不可避でしたね。ただ行き詰まって東京に向かった犬居が昔の友人に会って、現状の打開策だったり思わぬ人と出会えたりするから人の縁は分からないというか。今回彼女が収入をあまり求めていない背景も明らかになりましたが、そんな彼女が否定しなかった犬居の提案がどんな未来に繋がるか次巻に期待ですね。2015/06/20

ぽぽ♪

35
犬居が凄く成長してるのに反比例して、杠葉の幼さが引っかかりました。そこまで魔女にこだわる理由も、ロハスにこだわる理由も解らないから、尚更引っかかります。あの教授との関係も気になる所です。2018/04/20

エンリケ

34
自称魔女の杠葉は頑固で人間嫌いでエキセントリック。如才のない男克衛と彼女がめぐり有えたのは僥倖かも知れない。ハーブ農園を訪れる悩みを抱えた人々。お節介にそれに関わる克衛に結局杠葉は行動を共にする。彼女の目指す善き魔女とは多分そういうこと。克衛と意見の相違は多いが二人の絆は随分強まって来た様だ。克衛は相変わらず自分探しに懊悩する日々。でも終盤、漸く自分の方向性が見えたのは重畳。彼が目指す農園の自立はきっと籠の鳥の様な杠葉の為になるはずだ。二人とハーブ農園の行く末が気になる。今後もこの物語を追って行きたい。2017/01/22

assam2005

28
ハーブをこよなく愛し、ハーブをお金に換算することを嫌う杠葉に対し、ハーブ園を存続させるためにもハーブ園で採算がとれるように経営について考え出す犬居。ただ生きるだけでなく、社会の中で生きていくのに必要なものはたくさんある。私も親元から離れて生活して初めてわかりました。自由と自己責任を放棄して庇護を選び、それを自立と考える感覚は私にはわかりません。どうも、このキャラは私には合わない…。唯一「言い方って大事。厳しいことは誰でも言える。優しい言葉をどう伝えるか」というくだりにグサリ。…できてないなぁ。2018/02/03

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