朝日エアロ文庫
魔女は月曜日に嘘をつく

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  • サイズ 文庫判/ページ数 326p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784022683021
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

【文学/日本文学小説】北海道江別市にある農園「フクロウの丘」。そこで出会った少女・卯月杠葉は、人の心を見通し、隠された善悪を暴きだす「魔女」と名乗った──。人気小説投稿サイト「E★エブリスタ」でデビューした俊才による、ココロに響くライトミステリー。

内容説明

北海道は江別市にある「フクロウの丘」。緑豊かなこのハーブ園に住む「魔女」それが卯月杠葉だ。可憐な容姿に反して大の人嫌いの彼女には、感情や嘘を見抜く力があった。ある事情から魔女の下で働くことになった俺は、今日も秘密を抱えたお客を迎える。ココロゆさぶるキャラミステリ。

著者等紹介

太田紫織[オオタシオリ]
北海道札幌市出身。小説投稿サイト、E★エブリスタにて発表した『櫻子さんの足下には死体が埋まっている』でE★エブリスタ電子書籍大賞ミステリー部門(角川書店)受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

よっち

53
病気をきっかけに仕事も恋人も失い札幌に逃げてきた犬居が、縁で魔女を自称する感受性の強い少女卯月杠葉の経営するハーブ農園「フクロウの丘」で働くことになる物語。上手くやろうと妥協してしまう犬居と、人付き合いが苦手で嘘が大嫌いな杠葉は、最初お互いをよく分からなくてたくさん衝突しましたが、将来的にはお互いが足りない部分を刺激して、いい方向に導けるコンビになれそうな可能性を感じました。杠葉はまだ謎も多いですし、二人の今後も気になるところですが、まずは農園経営を軌道に乗せるところからですかね(苦笑)次巻も楽しみです。2014/12/29

もも

47
さらっと読めます。ハーブ園が舞台のライトミステリー。職と彼女を失い、人生をやり直そうと北海道に来た犬居は、「フクロウの丘」というハーブ園で働き始める。そのハーブ園の主は自らを「魔女」と称する女性・杠葉。人の仕草から感情や思考を読み取る彼女はかなり気難しい。嘘をつく人にどうしてあんなに攻撃的なんだろう?たぶん彼女が抱える何かがあるんだろうけど。アンバランスさに危ういものを感じました。でも犬居との交流でかなーり軟化しましたね。犬居が心配しているのもよくわかる。ハーブにも色々あるんだなあと勉強になりました。2016/08/04

くりきんとん99

44
我が江別が舞台ということで、これは読まねば!と手にした作品。思ったほど江別江別はしていなかったけど(元々それほど特徴ないもんね)。予想より読みやすく、だからと言って軽すぎることもない。読みやすいミステリーだった。2015/05/18

ぽぽ♪

38
病気にかかって何もかも失った犬居。思い立って北海道へ赴き、そこでハーブ農園を営む卯月と出会う…太田さんらしい、ビターな話の展開もありましたが、犬居の軽い性格と生真面目な卯月の性格が、一緒にいる事でお互い良い方向に向かってるのが良い傾向ですね。続けて続編読み進めます。2018/04/19

エンリケ

37
大好きなハーブを扱った作品という事で手に取った。仕事と恋に絶望した男が辿り着いたのは北海道のハーブ園。そこの農場主の自称魔女との日々を描く連作短編。ハーブに精通した魔女と来れば僕の憧れの的。でも世間知らずで対人恐怖症気味の彼女には戸惑う事ばかりの主人公。この二人が存外相性が良く、徐々に縮まる距離が微笑ましかった。愛好者には嬉しいハーブの効能も語られる。ただハーブは脇役で本筋は人間ドラマ。スタンスは違うが基本的に優しい二人が他人の為、お節介に奔走する。主人公同様僕も優しい嘘は有りだと思う。2017/01/19

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