出版社内容情報
祖母の介護に追い詰められSNSで助けを求めるヤングケアラーの少女、ストリートに生きる日系ブラジル人の少年、NPO法人で子どもを見守る青年――。この国の片隅で生きる、声なき子どもたちの声をすくい取る、傑作社会派エンタメ小説。《解説・久田かおり》
【目次】
内容説明
祖母の介護に追い詰められSNSで助けを求めるヤングケアラーの少女、ストリートに生きる日系ブラジル人の少年、NPO法人で子どもを見守る青年―。この国の片隅で生きる、声なき子どもたちの声をすくい取る、傑作社会派エンタメ小説。
著者等紹介
丸山正樹[マルヤママサキ]
1961年東京都生まれ。作家。早稲田大学第一文学部演劇専修卒業。シナリオライターとして活躍の後、2011年松本清張賞に応募した『デフ・ヴォイス』で作家デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
やも
65
どこにも居場所がなくてSNSの中や肉体のみに価値を求めてしまう孤独な子どもたち。多岐にわたって過酷な環境の子どもたちが出てくる。読みながら彼等彼女達の必死な叫びが聞こえてくるようで、読んでいて辛かった。無条件に味方になってくれる人がいたという経験が子ども時代には絶対に必要なんだ。「子供は誰かへの責任なんて考えなくていい。」となんとも惹かれる帯文句。作中出てきたこの言葉には続きがある。それは全ての子ども達…ではなく、もしかしたら世の中の大人達へのメッセージなのかも。大人こそしっかりしろよ、守ってやれよ、と。2026/02/22
mayu
27
日本で生まれ、日本語を上手く話せるのに日本人ではない日系の子供たち。ヤングケアラーとなり祖母の介護をする高校生。NPO法人「子供の家」を通して見えてくる世界は知らない事だらけだった。家から、親から逃げるには、自分で稼ぐしかない子供達がいる。本人の意思に関係なく親や環境のせいで教育の機会を奪われている子供たちがいる。子供が子供らしく生きられない現実がある。「そんなにガイジンが、ニッケイのことが嫌い?」という言葉やあだ名を名乗っている事、所々に考えさせられるものがある。惹き込まれて一気読みだった一冊。2026/02/20
ジニー
6
★★★★☆2026/03/05
suzuka
0
日本生まれ日本語を話せるのにガイジン、日系、と呼ばれる子どもたち。必要以上に責任を感じ祖母の介護をするため学校に通えないヤングケアラー。この時代にも支援から抜け落ちてしまう子ども、そんな子をまとめて面倒みてるNPO「子どもの家」、現代の日本の見えにくく見たくないものにスポットを当てる、いい作品。考えなければいけない問題、でもどう解決するのがいいのか私にはわからない。知り、考え続けることは大切だ。一気読み。 2026/03/11
himanaka
0
ヤングケアラーに、在留外国人問題。子どもには何の責任もないのに、子どもがその被害を被る。子どもが子どもらしい時間を過ごすことがいかに大切なのか、考えさせてくれる一冊。2026/02/21




