出版社内容情報
初めて本格的な冬キャンプに挑み始めた千晶。そこにはワカサギ釣りをはじめ、暖かい時期では得られない楽しみが盛り沢山。新たな喜びに心浮き立つ千晶だが、相変わらず、悩める人たちの相談に乗ってしまい……。人気シリーズ第4弾。
【目次】
内容説明
煙突付きの薪ストーブを備えたテントをひっさげ、冬キャンプに挑戦した千晶。昼間に釣ったワカサギを炙り、メスティンポットでお燗した日本酒を飲んで夢の世界へ。そんな解放感にどっぷり浸っていた彼女だが、いつものように人の悩み相談に巻き込まれてしまい…。
著者等紹介
秋川滝美[アキカワタキミ]
作家。2012年4月よりオンラインにて作品公開開始。同年に『いい加減な夜食』でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ゆみねこ
70
千晶は冬キャンプに果敢にチャレンジ。確かに虫もいないし迷惑キャンパーもいないだろうけど、寒さ対策は大変そう。今作では風変わりな部下の悩みを解決したり、新たな天敵(笑)との絡みやかっての天敵の子どもたちから相談を持ちかけられたりと盛りだくさん。中でもお気に入りのキャンプ場のこれからに関わる問題、そしてその解決法は面白い!今どきのシニアは元気だから、上手く行くかも?私はキャンプ用品を生産販売している町に住んでいますが、自分ではやらない…😅2025/08/16
ツン
60
最後のお話、キャンプ場をどうするかという話の解決策が意外すぎてびっくりしました(笑)お母さん、いくつなのかな。2025/08/14
カブ
37
真夏の酷暑の中、冬キャンプの話を読む。なかなか面白い。ワカサギ釣りが楽しそうで1度やってみたい。特に釣ったワカサギをめんつゆに漬けて焼いた照り焼きが美味しそう。真冬のキャンプもなかなかいいものだ。2025/07/08
sayuri
30
「晩秋キャンプ」「天野の悩み」「社員旅行でグランピング」「ワカサギ釣りと厳冬キャンプ」「春の訪れ」五話収録の連作短編集でシリーズ第四弾。主人公は総合スーパー『ITSUKI』を主軸とするグループ会社『五木ホールディングス』に勤めて七年目の榊原千晶。商品開発部で主任として奮闘中。千晶のキャンプ好きは健在。今回も様々な人間模様と共にキャンプのノウハウと、沢山のキャンプ飯が登場する。キャンプ未経験の私だが、三話のグランピングは興味津々。きのこ類の冷凍は私も実践中。冷凍する事で旨みも栄養価もアップして良い事づくめ。2025/08/14
よっち
23
初めて本格的な冬キャンプに挑み始めた千晶。新たな喜びに心浮き立つ千晶だが、相変わらず、悩める人たちの相談に乗ってゆく第4弾。今回は寒さ対策も含めていろいろ準備が必要な冬キャンプに挑戦ということで、ワカサギ釣りをはじめ同僚とグランピングに行ったり、日本酒の燗や様々な温かい飲み物を味わったりといろいろ満喫する千晶でしたけど、一方で上司の子どもたちに親の気がかりなことを聞かれたり、部下の体調不良の真相を見出したり、キャンプ場の閉鎖危機に直面したりと、相変わらずいろいろ巻き込まれがちなのは相変わらずですね(苦笑)2025/08/15