出版社内容情報
面倒見が良い木戸番夫婦には、さまざまな悩みが持ち込まれる。暴力をふるう亭主と口うるさい舅を見捨てられないおちせ(「花柊」)、子どもを亡くし、酒乱の亭主と別れ、一からやり直そうとするお才(「澪つくし」)など全8編。《解説・竹内誠》
内容説明
人に言えない苦労の末、深川に流れてきたと噂される木戸番夫婦を頼って、さまざまな人が訪れる。暴力をふるう亭主と口うるさい舅を見捨てられないおちせ(「花柊」)、子どもを亡くし酒乱の亭主と別れ、やり直そうとするお才(「澪つくし」)など珠玉の短編8編。
著者等紹介
北原亞以子[キタハラアイコ]
1938年東京生まれ。69年「ママは知らなかったのよ」で新潮新人賞を受賞しデビュー。89年『深川澪通り木戸番小屋』で泉鏡花文学賞、93年『恋忘れ草』で直木賞、97年『江戸風狂伝』で女流文学賞、2005年『夜の明けるまで』で吉川英治文学賞を受賞。13年逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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