出版社内容情報
慶応3(1867)年夏、倒幕軍が攻めてくるという噂でもちきりの江戸。そんな中でも赤ん坊は次々に生まれるが、日ごとに治安が悪化する中で、結実は夜中のお産に駆けつけることが難しくなっていた。そんなとき結実は、かつて手習いで一緒だった、身重のくらと偶然出会う。くらは火事で仕事を失い、お腹の子の父親が彰義隊の隊員となって行ってしまったと途方に暮れていた……。時代が変ろうとする嵐の中で、迷いながらも自らの生き方に矜持を持ち、前を向いて生きようとする人々の姿を描くシリーズ第四作!
内容説明
倒幕軍迫る江戸は浪人が跋扈し、結実は夜中のお産に出かけるのが難しくなっていた。そんなとき、かつて手習いで一緒だったくらと再会する。火事で職を失い身寄りもないくらは、子を宿しているようで…。維新前夜の嵐の中、前を向いて生きる女たちを描くシリーズ第四弾!
著者等紹介
五十嵐佳子[イガラシケイコ]
山形県生まれ。作家、フリーライター。お茶の水女子大学文教育学部卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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