朝日文庫 朝日時代小説文庫<br> この世をば〈下〉―藤原道長と平安王朝の時代

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朝日文庫 朝日時代小説文庫
この世をば〈下〉―藤原道長と平安王朝の時代

  • 永井 路子【著】
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  • 朝日新聞出版(2023/11発売)
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  • サイズ 文庫判/ページ数 536p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784022651297
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

優秀な二人の兄が相次いで病死、長兄の子・伊周との政争にも勝利した道長。やがて一条天皇のもとへ長女彰子を入内させ、のちの後一条天皇が生まれ、権力を握る。彰子に仕えた紫式部や清少納言など王朝の才女たちも鮮やかに描いた王朝歴史小説。

内容説明

優秀な二人の兄が相次いで病死、長兄の子・伊周との政争にも勝利した道長。一条天皇のもとへ長女・彰子を入内させ、のちの後一条天皇が誕生し、ついに権力を握る。彰子に仕えた紫式部や清少納言など王朝の才女たちも鮮やかに描いた王朝歴史小説。

著者等紹介

永井路子[ナガイミチコ]
1925年東京生まれ。東京女子大学国文科卒業。64年『炎環』で直木賞、82年『氷輪』で女流文学賞、84年菊池寛賞、88年『雲と風と』ほかで吉川英治文学賞、2009年『岩倉具視』で毎日芸術賞を受賞。23年逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

がらくたどん

65
常に自分の前を歩いていた二人の兄だけでなく上位の公家達がバタバタと病没し棚から牡丹餅のように右大臣の役職が転がり込んで来た道長君。幸運続きにむしろビビる「平凡児」は持ち前の平衡感覚で「ごく常識的な道を、ゆっくり、やや大まじめに」歩き出す。下巻は伊周・隆家の花山院襲撃事件に始まる政敵の自滅と倫子・明子の出産合戦にそれぞれの娘姫達の入内ラッシュが史実に厚く語られつつ外では覇王の風格を装う道長の「俺凄いかも」の有頂天と「どうせ俺なんて」のションボリの繰り返しが描かれる。はにかみ混じりの「この世をば」人生に乾杯2024/10/21

たま

65
上巻は道長が出世していく過程で面白かったが下巻は息切れしてだらだら読んだ。これは永井さんではなく平安時代に責任があると思う。兄2人が都合よく病死し、位人臣を極めると、道長には為政者として理想があるわけでもない。位を保全するために倫子と明子が次々生んでくれる子供たちを入内させ、皇子誕生を祈るばかり。病気も火事も政敵の呪詛と考え呪詛と祈祷に縋るだけ(※1)。姉の詮子、妻の倫子、娘の彰子、堂々たる女性の像はとても良い。婿取り婚時代の余裕の風格。紫式部は噂話でちらりと触れられるだけだった。2024/02/16

鐵太郎

41
政界の第一人者にのし上がった道長を頼もしげに眺める正妻・倫子から始まり、意欲や野心に疎い貴族の末子が成り上がっていく様子が描かれます。最大のライバルとなった甥の伊周の失脚を好機とし、さまざまな幸運をうまく利用してさらにのし上がり、娘二人を中宮に押し込むことで人臣を極める様子。しかし描かれるのは、ギラギラした道長の権力欲ではなく、女性たちのネットワークによる後押しと、権力の陰の行動力。こういう考え方を1984年の時点で世に問うたのは永井さんが最初ではないのだろうけど、あまりメジャーにならなかったのが不思議。2024/01/30

shikashika555

40
上巻も朝日文庫版で読んだのだった。 面白く読める運びなのだが一点疑問がある。 綏子と源頼定との不義密通を問う場面で妊娠中の綏子が母乳を出すというくだり。 ありえないよなー・・・。 朝日文庫版には澤田瞳子さんが解説文を書いておられた。その中に(当時)駆け出しの研究者である倉本和宏さんが永井路子さんのご夫君に「この作品がドラマ化されたら考証をしたい」と申し入れた過去があったとのことが書かれていた。 今!大河ドラマ「光る君へ」で時代考証をされている倉本和宏先生の話。 本作が原作ではないけれどすごい話だ。 2024/07/18

Book & Travel

36
兄達の死により出世の道を掴む道長。傲慢な権力者ではなく、平凡児が平衡感覚と幸運で、浮き沈みを繰返しながら権力を掴んでいく様子が、細やかな心情変化と共に描かれ、とても面白かった。妻の倫子、姉の詮子、娘の彰子ら存在感の大きな女性達、伊周・隆家一族の盛衰、一条天皇と優れた側近・行成、うるさ型の実資など、登場人物が個性豊かに描き分けられ、華やかな王朝絵巻の裏の生々しい人間模様が印象に残る。相次ぐ呪詛や火事、突然の死で運命が変転する貴族の世界も大変だ。著書の歴史考察の深さを改めて感じる読み応えのある良作だった。2024/02/29

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