出版社内容情報
秋川滝美[アキカワタキミ]
著・文・その他
内容説明
仕事のストレスが日々溜まっていく千晶。子供の頃から頻繁にキャンプを楽しんできたが、近年はめっきり足が遠のいていた。ストレス解消と癒しを求めて久々にキャンプを始めることにしたが…。絶品料理とひとりの時間を存分に楽しむ、本格ソロキャンプ小説。
著者等紹介
秋川滝美[アキカワタキミ]
作家。2012年4月よりオンラインにて作品公開開始。同年に『いい加減な夜食』でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
さてさて
241
『やったー!とうとうキャンプに行ける!』『さて、また明日から頑張りますか!』そんな言葉の繰り返しの毎日にキャンプに出かけることでオンとオフを切り替えていく主人公の千晶。この作品では、千晶のキャンプの『焚き火』への思いを通してキャンプの魅力、特に『ソロキャンプ』の存在に光を当てる物語が描かれていました。『ソロキャンプ』にとても興味がわくこの作品。相変わらずの美味しそうな”食”の描写がとにかく魅力なこの作品。キャンプ初心者にもう少し配慮をしてくださっていたら…それだけがとても惜しいと感じた、そんな作品でした。2025/10/30
Nao Funasoko
155
『居酒屋ぼったくり』著者によるキャンプ小説。 バイプレイヤーの扱いがどれも何となく中途半端というかぞんざいに感じられるのは私だけ? それもこれも今後のシリーズ化でぞれぞれが動き出すのであれば納得。きっとそうなんだろうな。いや、わからないけれども。(笑)2022/08/10
ウッディ
133
仕事に疲れ、人間関係に疲弊した時、ささくれだった心を癒してくれる、たき火の灯と音。アラサー女子の千晶は、趣味のキャンプを再開するため、キャンプ道具を揃え始める。自然の中で食べるキャンプ飯の美味さ、炎を見つめながら自分と向き合う時間、以前からボッチキャンプに行ってみたいと思いながら、後片付けの面倒くささを考えて、一歩が踏み出せない自分に、「ソロキャン、楽しいよ!」と悪魔のようにささやき続けてくるような一冊でした。日没が早くなり、たき火を長く楽しめる秋の季節、ソロキャンを楽しむにはぴったりの時期かもしれない。2024/10/28
おしゃべりメガネ
129
実は初めての秋川さん作品になります。コロナ禍ですっかり話題?のキャンプをテーマに明るく楽しく綴ってくれています。とある商品開発部に勤務するアラサーOL「千晶」は頼りになる上司と、失敗ばかりするが憎めない新人に囲まれ、ストレスを抱えながらも日々、一生懸命仕事をしています。そんな彼女の楽しみはとにかくキャンプで'焚き火'をみること。ストレス解消と癒しを求めて、ソロキャンプに向かうもそこにはちょっとしたトラブルやドラマが。キャンプ飯の絶品料理やキャンパーの心得、一人の時間の楽しみ方をしっかりと伝えてくれます。2023/01/09
となりのトウシロウ
127
まだキャンプをやった事がない人でも、キャンプって良さそうだなぁって思ってもらえそうで、主人公の榊原千晶のようにキャンプとは焚き火のためにするものという考えに共感する自分には、焚き火をしながら独り酒、頭上には満点の星空って想像するだけで至極の時間のように思えて、ソロキャンも良さそうだなぁって心躍る。登場するキャンプ飯はどれも美味しそうだし、キャンプギアにもワクワクする。やっぱりキャンプっていいなぁとしみじみ思うが、流石に冬にやる勇気はなく、でもキャンプギアは買いに行こうかなぁ。2023/12/23
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